インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
さて今回は、インテリアコーディネーターとして仕事をしている筆者が資格を取得し、仕事に活かすまでの軌跡をお伝えします。
この資格を取得した筆者が、良かったこと、大変なことなどを記事に記していきたいと思っています。
❶目指したきっかけ
❷資格合格への過程
❸この資格で活かしている仕事内容 など
リズラボブログ発信で、色々な場面で「インテリアコーディネーター」の言葉に触れている方皆さんにお伝えすることでお役立ていただけたら嬉しいです。
目次
インテリアコーディネーターとは
「インテリアコーディネーター」と聞けば、建築系会社または家具や雑貨を扱う会社で活かされる仕事の資格というイメージがありますよね。
インテリアコーディネーターの資格を持つ意味
インテリアコーディネーターの意義は下記の内容です。
インテリアコーディネーターは、住まい手にとって快適な住空間を作るために適切な提言・助言を行う当協会が資格認定する専門職です。
インテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)に関する幅広い商品知識を持ち、住宅・インテリアメーカー、工務店、販売店やフリーな立場で、インテリア計画や商品選択のアドバイスなどを行います。
公益社団法人インテリア産業協会 インテリアコーディネーター資格試験より引用
この資格を持つことで、お客様が身近に必要な住宅のソフト面(家具やカーテンなどがそれに当たります)をプレゼンしやすくなります。
ただし、建築士は国家資格ですが、インテリアコーディネーターは公益社団法人インテリア産業協会が認定する民間資格で、昭和58年より資格試験として始まり、認知度が上がって今に至っています。
インテリアに興味があれば取りたい資格
インテリアコーディネーターの資格を取るきっかけは人それぞれですが、大体インテリアに興味があったり、仕事先で取得する必要があったりなどがあります。
興味がわくから資格が取りたいというそういうきっかけであってもいいですし、資格勉強することで知識に深みが出ます。
インテリアコーディネーターは意外と仕事では幅が広い
この資格は建築系などのイメージが強いですが、意外と仕事のジャンルの幅が広いんです。
インテリアショップ
照明メーカー
家具メーカー
カーテンショップ
雑貨ショップ
仕事しては多岐に渡り、住宅に関わると考えたら色々なジャンルに関係があると思います。
インテリアコーディネーターという職のイメージ
職種は、人それぞれイメージがあります。
インテリアコーディネーターの場合は、結構華やかなイメージがあるようで、扱うのがインテリアや家具など、住宅の内装を彩る仕事をするからかもしれないですね。
メディアの影響大だった筆者の理想
20年くらい前、収納特集が盛んにテレビで放送されていた頃、筆者は楽しみに鑑賞していました。
毎回「そういう考え方があったんだー!!」と驚くことばかり。
鮮やかな収納の仕方で、収納マジシャンか(!?)と思うくらい魔法のように見えていたんですよね。
当時インテリアコーディネーターの近藤典子さんの収納の特集をよく見ていたのですが、すごい華やかな世界なんだなぁ。。。と筆者の理想は高まるばかりでしたね。
意外と徹底的なリサーチが必要なプレゼン
インテリアコーディネーターの資格を取って後、仕事でお客様にプレゼンすることになったのですが、インテリア一つとってもその住宅に合う理由やそこに置いた方がいい利点など、提案するインテリアだけでなく、お客様の家族構成や考え方や好みなどをリサーチしておく必要がありました。
そうでないとお客様がご納得してお金をお支払いしていただけないからです。
またこのリサーチが、お客様のお家作りをスムーズに活かせることになり、お客様は自分のために考えてくれていると感じてくださる一番の見方になりますので、そこは手抜きせずトコトンプレゼンに時間をかけます。
仕事に関わると数字とにらめっこの立ち位置
メディアの影響があり、取りたかった資格でもあり、とてもウキウキしながら上司に呼ばれて仕事を任されたことを思い出しますが、これが筆者の理想が「理想でしか無い」ことがはっきり分かる現実の世界でした。
照明器具やカーテンなど、お客様がお支払いされる住宅の建築工事予算枠内のインテリアコーディネートの予算の中で商品を選び、ご提案をするようプレゼンシートに組み立てていくのですが、これがとても大変なのです。
予算が多ければ楽ですが、予算が少ない中での提案はクオリティをある程度保ち、家創りの楽しさを継続していくために動いていかなくてはなりません。
またお客様のご要望を受け止めハードルをクリアしていくことも大事なことで、全て予算を組み単価をおさえつつも、ご提案する商品をお客様に紹介していき、お客様にプレゼンを採用されるまでの道のりは結構長いですね。。。
ある意味予算枠に対しての計算など、かなり地味な部分を筆者は完全に見ていなかったので、仕事を物件を任されて現実に直面した時に「うわー、数字ばっかり追う感覚で嫌だわ。。(汗)」と率直に思ったもので、理想と現実のギャップが大きいほど、冷静に向き合う気持ちが必要だと感じています。
インテリアコーディネーターの勉強の現実
インテリアコーディネーターの資格を取ろうと思い勉強することになるのですが、仕事をしながらの勉強はかなーーーりハードです。
筆者が取得したのは43歳の時で、テキストと過去問題集を買いましたが、頭に入れるのが大変でしたねぇ。。
それでも脳みそにムチ打って頑張った当時の筆者は、テキストも過去問題集もボロボロになるまで使いこなしてましたけど、今振り返れば懐かしいですね。
知識よりも経験
いざ勉強しようとテキストを開き読んでいくと、知識が少ないことに気づきました。
当時、建築系の会社にのべ10年は在籍しており、インテリアや照明なども知識がある方だと思っていました。
でもテキストを開き過去問題集を見てみると、試験問題を解き理解するには圧倒的に知識が足りていないことがわかり、狭い範囲ではあるけれど知識として記憶にあるのは、よくよく考えたら「経験して得た」知識なんですよね。
経験が多ければ多いほど、テキストに書いてある勉強の暗記力に頼らなくてすみますので、経験に勝る知識はないのです。
そこで筆者がとった勉強のやり方は、「行動する」ことであり、「行動する」というのは勉強のために実際展示場に行ったり博物館や図書館に行ったりなど、どんどんテキストに載っていて理解ができない箇所を深掘りするために出かけていました。
これを積み重ねていけば、「経験」に変わるので、結構「行動する」ことに集中し、知識を増やしていきました。
仕事をしながら勉強するのは根性が要る
筆者は当時会社の営業職にいて休みの日も働いていましたし、4人の子育てもしていて、毎日馬車馬のように走っていた時期で、さらに資格勉強をするのですから時間がいくらあっても足りない感じの毎日でした。
インテリアコーディネーター試験は、1次と2次があり、1次試験は学科試験、2次試験は図面と小論文があり、1次試験に合格しないと2次試験を受けることは出来ません。
実は取得したのは43歳ですが、試験を受けたのはその6年前くらいからでして、3回不合格になり4回目のチャレンジでやっと合格しました(苦笑)。
1回目と2回目は1次試験で不合格
↓
3回目は1次試験に合格、2次試験で不合格
↓
当時1次試験に合格したら3年間は有効のためその3年目に2次試験合格し、実質4回目で合格
インテリアコーディネーター資格試験の合格率は、2022年の昨今いまだに30%以下1という低さなので、民間資格と言われるわりには結構難しいのです。
だからこそ、仕事しながらの勉強時間はスキマを縫うような時間帯で毎日試験勉強に浸かっている状況を作る必要がありました。
結構ハードな毎日で、当時の睡眠時間は3時間もあったかなぁ。。。という感じです。
ホント、根性を試されてる・・・そんな気がしていたものです。
勉強も大事だけど気分転換は必要
筆者は気分転換をよくしていました。
毎日勉強に忙殺されていましたけど、ちょっと気分を変えて身体も気持ちもリセットすることを忘れないようにしていて、モチベーションアップです。
その気分転換は、気分転換する日に2時間ほど大好きな漫画本を読むことに没頭することにしてましたが、大好きな映画鑑賞は試験合格をかけた4回目の時は封印して、楽しみは合格した後に思いっきりたくさん映画を観よう!と決めて頑張りました。
人それぞれ気分転換の仕方はありますし、勉強ばかりでは気が滅入ります。
勉強とは全く違うジャンルでの気分転換をしてほしいので、例えば、温泉に行く・ドライブする・美味しいものを食べる、、、ということは大事かもしれないですね。
インテリアコーディネーター資格は多岐にわたって役立ちます
この資格を取ったら、インテリアや照明器具など住宅の内装の仕事のイメージが強いですが、その他にインテリアコーディネーターとして役立つ仕事があります。
意外かもしれませんが、子育て相談のアドバイスをすることがあり、お子さんと悩むママに整理収納や整理整頓の相談に乗ることもよくあります。
筆者は、4人の子どもがいるのでその経験で子育てアドバイスをし、子育てには整理したりするのが苦手なお母さんやお子さんがいるので、そのプラスαでお伝えしています。
また建物との関わりの資格なので、風水のアドバイスをすることがありますし、物品の断捨離する時、生活に何が必要で不要なのかが分かりやすいです。
こうして色々な方面で活躍できる資格なので、この資格にチャレンジをしたい方にこの記事がお役に立ちましたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
関連記事:
❶インテリアコーディネーターとは?資格取得から仕事に活かすまで
❷インテリアコーディネーターになるには?資格を取るきっかけ
❸インテリアコーディネーター試験に合格するには
❹インテリアコーディネーターの試験勉強はスクールか独学か
❺インテリアコーディネーターの勉強で住宅雑誌を片っぱしから読む
❻インテリアコーディネーター1次試験は過去問が一番効果がある
❼インテリアコーディネーター2次試験はひたすら図面と文章を書くこと
❽インテリアコーディネーター試験で合格した感想
❾インテリアコーディネーターを活かす仕事内容とは
➓インテリアコーディネーターの仕事はチームワーク
11インテリアコーディネーターで副業・独立・起業する
- 公益社団法人インテリア産業協会「インテリアコーディネーター資格試験の結果」より ↩︎