家を建てる時
賃貸で部屋を借りる時
家族の住みかを決める場合、子どもに与える部屋も検討しますよね。
筆者の自宅を建てる時、4人の子どもたちの部屋をどのように割り振りするかをもちろん考えました。
そこで、ご相談者様からの質問を 筆者が体験を交えてアドバイスした内容をお伝えします。
「まとめ」には、筆者の育児を通して、子どもとの間取りの関わりについての考えを述べてみました。
子どもの部屋でお悩みの方にこの記事をお役立ち出来たら嬉しいです。
目次
子ども部屋の目的を考える
家族の場合、家を建てるにしても賃貸住宅に住むにしても、子どものための居場所を考える方は多いと思います。
その時、子どもにどう部屋を使ってもらうかを考える必要があります。
良い方位とは
基本、子ども部屋の良い方位は「東」または「北東」です。
頭が冴える方位であり、勉強や仕事などに発揮すると云われています。
また「東」は太陽が昇る方位でもあるため、最初に太陽の光をいただけるので身体的に良い目覚めを取り入れる意味合いがあります。
子どもに部屋を割り当てる理由
子どもも親と同じで、プライベートのスペースが必要です。
一人の人間として、自分に任せる責任感も大事ですから^_^
子どもがいずれ親の手を離れ、別々の住まいになる時、子ども部屋の管理が出来るようになっていると暮らしやすいのではないでしょうか。
なぜかといいますと、自分の物を管理したり処分したりすることを自分でやらないと、部屋は「汚部屋」になりやすいからです。
仕事にも通じます。
自分の机など、書類や文房具が煩雑だと仕事をこなしていくパフォーマンスが下がります。
だから子ども部屋も整理・片付けなど、管理が必要なのです。
カンペキでなくてよく、ゆる〜〜い感じでも良いので、「部屋を管理する」能力は育ててほしいですね。
子どもの成長と部屋の歴史
筆者には4人、子どもがいます。
それぞれ成長や考え方は当然違います。
家族が6人になってから家を建てる決断をしましたが、一番悩んだのは子ども部屋でした。
さて我が家はどのようにその悩みを解決したかをお伝えします。
4人の子どもたちに4人分の部屋
筆者の子どもは、娘2人と息子2人で、性別が違います。
そして年齢も差がかなり開いています。
○2番目と3番目は、6歳差
○上2人が娘、下2人が息子
○上の2人の娘は学年が年子
○下2人の息子は2歳差
なんともパズルみたいな感覚ですけどね。
性別が違うし、年齢差や多感な時期など色々と悩んで出た結論。
それは、、、
4人とも部屋をそれぞれ与えよう!
となりました。
子ども同士モメたりケンカしたり、不満がダラダラ出る予感がしていたので、同性同士 同じ部屋は却下しました。
ただ、各人部屋を与えると、室内で何をしているかは正直分かりません。
本人を信じるしかないですからね。
確かなことが言えるのは、、、
上3人はマンガが大好きで、末っ子は歴史本が大好きだったので、勉強そっちのけで読みふけっていたと思います(泣笑)
子どもにとって一城の主人の感覚
4人それぞれ部屋割りしましたが、間取りとしては4.5畳〜5畳くらいで、机と本棚とベッドを置くとちょい狭い感じです。
ただし我が家の場合、クローゼットは約17㎡(6尺×3尺くらい)の広さを別に取っています。
最初の頃は丁寧に使っていましたが、だんだん整理しなくなり、、、汗
上2人の娘が成人して一人暮らしをする時に一旦整理しましたが、結構不要な服や本などが出て、何度かに分けてゴミ出ししましたよ〜。。。
とはいえ、部屋があることで落ち着くみたいで、夏休みなど割りと部屋にこもって本を読んだり音楽などを聞いたりしてすごしていました。(勉強でこもる訳ではない苦笑)
自分だけの空間が嬉しいんでしょうね。
成人して独立後の子ども部屋としての我が家の役割
子どもは成長し、いずれ独立します。
成人して家から学校や職場に通う場合もあります。
では我が家の場合、成人後の部屋の使い方をお話しします。
※色々と整理整頓していますが、全て本人の許可を得て片付けています。
長女の場合 帰省して癒し空間
県外の会社に就職し、たまに帰省しています。
数える回数しか帰らないので、ベッドなどは処分し、泊まれるようにはしていません。
泊まる時は下の娘の家にお世話になってます。
ただ、大好きなマンガが詰まった本棚はそのまま置いているので、帰省したらよく読んでいますし、YouTubeなど動画を見たりしていますね。
次女の場合 出産・育児に必要な空間
結婚し2児のママになり、2年前には新築で家を建てています。
我が家とそう遠くない場所に住んでいるので、時々孫を連れて遊びにきます。
孫の成長で季節ものを置いたり、おもちゃの一時置きを利用。
ある程度不要になったら処分したりしています。
次女は自宅に置くとスペースを取ってしまうから、ちょっとした物置的な空間って感じです。
長男の場合 交代制勤務で独りになれる空間
今春高校を卒業後社会人になりましたが、家から通うことを選んだので、高校までの教科書などもう不要だと思ったものは全て処分しました。
が、整理整頓がヘタなので、服やマンガ本はかなり煩雑に置いてます泣。。。
ただ、交代制勤務なので、夜勤や夜勤明けの日は仮眠を取ったり、マンガを読んだり、音楽や動画を観て楽しんだりなどして、自由時間を謳歌しています。
次男の場合 読書タイムを楽しめる空間
今春から高校3年生でまだ学生ですが、勉強道具よりも日本史に関する書籍が机の上に積んでます汗
身体障害と発達障害があり、一般企業に就活するにはまだハードルが高いため、福祉施設を利用し、2年は福祉就労センターで働きながらさらなる自活を目指します。
ということは、部屋は引き続き必要なので、自分の楽しめる空間が大事ですね。
まとめ|子ども部屋は親と子どものコミュニケーション空間
子どものために吉の方位にこだわり、部屋割りをして、机や本棚、ベッドなどを装備します。
そこには
『お子さんには勉強をしてもらいたい』
・・・が重要視されていると思います。
でも、子供は成長します。
確実に親から離れる時が来ます。
実家通いで大学や会社に出勤ならともかく、大学や就職を機に家を出て独り暮らしをされるお子さんも多いでしょう。
その場合、子供部屋をそのままにされる方は案外少ないのです。
「あまり子供が帰省しない」と思っている、
または
「空き部屋になるから他の目的の部屋にしよう」と考えている等の理由で、
本来『子供部屋』だったのが、他の役割の部屋になっているご家庭が多いです。
(たまに開かずの間になったりしているご家庭もありますが汗)
吉の方位で部屋割りしたはずの子供部屋。
子どもが成長して家から離れてしまうと、別の目的の部屋にすり替えられてしまう。
・・・これでは、お子さんの「気」が残らなくなってしまいます。
お子さんとのコミュニケーションの場を失ってしまうことがあります。
お子さんが本当にあなたの親の家に帰省しなくなります。
せっかくお子さんの為に割り振りした部屋。
筆者の考えとしては、残してあげてほしいなぁと思っています。
ただ、全て残してあげる必要はありません。
お子さんと話し合って、何を残し、何を処分するのか?
これをキチンと解決しておいて、お子さんの部屋を残してあげましょう。
すると、お子さんは安心します。
親とのコミュニケーションを大事に思ってくれるようになります。
子どもの部屋でお悩みの方にこの記事をお役立ち出来たら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。