インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
さて
筆者が語る「インテリアコーディネーター 」について、さまざまなテーマに分けてお伝えしていきます。
インテリアコーディネーター とは?資格取得から仕事に活かすまで
今回は「インテリアコーディネーター2次試験はひたすら図面と文章を書くこと」についてお話しします。
1次試験に合格したら2次試験を受けることが出来ます。
2次試験は小論文と製図で、与えられた課題を文章や図面で表現することになります。
小論文と製図なので、勉強するのは大変かもしれません。
でも資格を取得して実際に仕事で活かすとなると、図面を読むことやパースを描く・プレゼンで文章を書くことはあたりまえに理解しておく必要があります。
昔は小論文と製図は別々の時間での受験だったようですが、筆者が受けた頃の2年前くらい(平成23年)からは180分内に小論文と製図を解答することになっていますので、時間配分が必要になります。
筆者の場合、小論文は50分以内で書き上げ、残りの時間を製図にかけました。
解答を書く順番は、製図が先で小論文が後でもどちらでも構いませんが、小論文は長くても60分以内で書き、製図は最低120分は必要だと考えます。
なぜなら課題を理解し、プレゼンを構成し課題の指示に従いながら作図に落とし込んでいく過程があるため、そりなりに時間がかかるからです。
また小論文は課題に対して考えやすいように(・・と筆者は思っている)キーワードの指示がありますが、文章構成と時事問題の把握は欠かせません。
そこで。
合格した筆者の体験談を通して、実際に行なった2次試験対策をお伝えしていきます。
目次
対策1:製図編
インテリアコーディネーターとして実際仕事をする上で、図面(パース)を描いたり、インテリア商品などの提案時に図面に書き込んだりなど、製図は重要な役割になっています。
試験では自由に図面を描くのではなく、課題の内容を製図に表現することを求められます。
製図の試験勉強はどのようにすれば良いのかをお伝えしていきます。
図面を描けるようになるには実際の間取りを理解する
製図はドンドン描いて描いて描き慣れることが重要ですが、その前に実際インテリアや家具などが置いてある実際の生活の間取りを見ておく必要があります。
なぜかといいますと、図面上では成り立つ間取りでも、実際人が生活する上では不便だったり通りにくい家具などの配置の間取りだったりすると、それは人に提案できる図面にならないからです。
それが製図試験では致命的なミスになりますので、住宅展示場や実際自分が生活している間取りの配置などを目で見て測り、家族構成などの設定で家具の大きさや部屋の広さなどを覚えておくことも大事ですね。
例えば、ダイニングテーブル
●4人家族であれば 幅120cm✖️奥行80cm
ゆったり座る場合は、幅150〜160cm
●5〜6人家族であれば 幅180cm✖️奥行80〜90cm
このように、家族構成の人数によっては家具の大きさや広さが変わります。
例を挙げましたが、その他さまざまなシュチュエーションを考えながら家具の配置を考えておくといいでしょう。
試験の製図では図面を書くための道具が必要
試験の製図は、図面を描いた後に仕上げとして着彩(色を塗る)することになっています。よって製図を書くための道具を準備する必要があります。
筆者は2次試験対策はスクールに通うことを決めていたので、そのスクールで道具を購入しましたが、市販でも購入することが出来ます。
準備する道具内容
①色鉛筆(12色:インテリアコーディネート用)
②製図用シャープペンシル(芯:0.5㎜・HB)
③消しゴム(消しカスがあまり出ないもの)
④三角スケール(ポケット用、15cm:試験に出る縮尺で描く)
⑤三角定規(2枚組:平行線を描くのに使う)
⑥方眼定規(5㎜角方眼:グリットに合わせやすい)
⑦円定規(アクリル製またはプラスチック製:キレイな円が描ける)
⑧字消板(消したい形に合う箇所に合わせて消しゴムで消す役目)
⑨製図ブラシ(図面上の消しゴムのカスをはらうために使用する)
⑩コンパス
特に色鉛筆については、一般の色鉛筆よりもインテリアコーディネート用の色鉛筆が良いです。
理由は芯が柔くて描きやすく、色合いが一般のと違い、インテリアコーディネートに合った色があるからです。
筆者はアメリカ製の色鉛筆を購入して使用しています。
ちなみに・・・
これら10点の道具はのちに仕事でも使うことが多く、特に三角スケールや色鉛筆はプレゼン用のパースによく使用しますね。
まずは道具の使い方と試験に出る製図の種類
図面を書くことに慣れるために練習をするのですが、先章での道具を使って、最初のうちは製図課題を解答するための図面を丁寧に描くことを心がけてほしいと思っています。
まずは10点の道具をどう使えばいいのかを覚えていきましょう。
先章の準備する道具について簡単に説明を書いていますが、より道具の使い方について分かりやすい本をご紹介します。
筆者が勉強していた当時は、著者である星野智子さんで2007年版の本がとても役立ち、道具の役割がよく分かりましたが、今は2013年版があるので上記ではそちらを載せています。
またその他にも、製図の書き方なども詳しく記載されているので、参考書としても重宝します。
道具の使い方がわかってきたら製図を書く練習をしましょう。
試験に出題される図面で、4回目の受験のために勉強した9年前の当時練習したのは・・・
❶立断面図
平面図を指定された範囲で正面から見た時の図面、断面図の一種
❷アイソメ図(等角投影図)
両角30度に傾けた立体的な図面
❸アクソメ図(不等角投影図)
平面図を30度と60度に傾けた立体的な図面
図面を書く練習にもなる問題集はこちら↓
※この問題集は、後章でお伝えする「小論文」も共通しています。
筆者の場合、立体的に書くのが最初慣れなくてちょっと苦労しましたけど。。。
でも慣れていけば、道具のそれぞれ使う箇所がわかってきてやりやすくなります。
初段階は丁寧に着彩し正しく製図課題を描く
さて、2次試験の製図は、図面を書くだけで終わりではありません。
着彩をする作業があり、それを最後まで仕上げて試験の合格ラインへ向かうことが出来ます。
他に、、、
○寸法を書く
○扉の開閉記号
○高さなどのグリッドのミス
、、、など、書き忘れ・書き漏れはドンドン減点対象になります。
だからこそ練習する最初の時期は、丁寧に正確に書くことを心がけてください。
試験の時間は気にせず、丁寧に書くこと。
そうすることで、自分の描き漏れている箇所や書き忘れてしまう箇所など、正確に書いているようでミスをしている箇所がわかってくるので、それを次の課題を解く時に活かすようにしましょう。
ミスが少なくなってきたら、次は時間内で課題のプレゼンに効率よく考えて書いていく練習をします。
製図の勉強の最終ゴールは、決められた時間内に課題の指示通りに図面を書き、説明箇所(寸法など)を書き忘れや書き漏れやを少なくし、指示通りの着彩をしていくことです。
上記を理解した上で描く練習する量を数多くこなしていきましょう。
これが試験に合格する近道だと筆者は思っています。
ちなみに
日常的に家具や雑貨ショップ、住宅展示場、建築書籍など、勉強の一環として床材や家具などの色味をふだんから見ておくと着彩をする時に役立ちます。
対策2:小論文編
インテリアコーディネーターとしての知識を問われる内容が課題として出題されるので、建築やインテリア関連のキーワードなどは把握しておくと良いですね。
過去問題集で書く練習をする
小論文についての過去問題集はこちらがオススメです。
課題の出題傾向が参考になり、文章構成が立てやすいですね。
なんせ550文字以上600文字までの文章を書かないといけませんから。
結構長文ですよ〜(汗)
出題内容の傾向がつかめることが出来ると、現在の建築・インテリア事情を知識として把握しておくことが大事であることに気づけると思います。
だから時事問題は必要なのです。
知らない内容は文章が浮かびません。
知識を増やすことで、文章を書きやすくするのです。
文章をくどく書かない・文字数を数える
小論文で一番気を付けておかなければならないこと。。。
それは「くどい文章にしない」こと。
スクールで学んでいて小論文の書く練習をする時注意された言葉です。
くどく書く、ということは、知識として熟知していないから。
マス目を埋めるために書いているようにも見えますしね。
採点する側からはそうとらえて減点対象になると筆者は思っています。
そして500文字を過ぎたら、550文字以上になるように文字数を数えて文章をまとめていきましょう。
小論文の課題にも550文字より足りないと大きな減点対象になります。
また600文字で文章内容が終わっていないのも減点対象です。
書く練習量が多ければ、文章構成を慣れていきます。
まとめ 製図も小論文も課題で問われた内容に忠実に応えること・知識を増やすこと
課題を勇み足にならないように最後まで文章を読むようにし、指示が何かを見落とさないようにすることが2次試験に合格する第一歩です。
そして焦らない・慌てない・描き漏れしない・描き忘れない・中途半端で終わらない(最後まで解答を書く)こと!
これまた大事👍
そのためには知識を増やし、過去問題集・予想問題集で練習量を確保していくと、自分自身の試験合格への自信につながります。
インテリアコーディネーター資格取得を目指しているあなたへ
頑張って日々こなしている練習量に自信を持って試験に臨むために、この記事がお役に立ちましたら嬉しいです。
是非合格を勝ち取ってくださいね!
応援しています(^ ^)
●インテリアコーディネーターの資格取得と仕事についてはこちらの記事に書いています。
❶インテリアコーディネーターとは?資格取得から仕事に活かすまで