インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
今回は断捨離についての始める方法のお話です。
「色々とキレイにしていこう!」と心に決めていても、すぐ実行に移せる方は少ないのではないでしょうか。
どこから始めたらいいかを考えやすいように、初心者向けにお話ししていきますので、じっくり行動に移していきましょう。
目次
断捨離を決めるにはきっかけが必要
断捨離にはお片づけだけでなく、人間関係や仕事関係など、色々な場面でスッキリ整理していく行動があります。
頭で言葉を理解していても、いざ行動するとなると「どうしたらいいか?」をさまざまな立場の方が考えると思います。
その「どうしたらいいか?」の考えをさっそくひも解いていきましょう。
断捨離をするタイミングとは
よく「断捨離を考えたらどこから始めたらいいのか?」と考えられる方がいらっしゃいます。(実際整理収納のご相談の時にも言われることがあります。)
その答えは・・・「どこからでも」なんですよ〜
断捨離・・・と聞いてイメージされるのは、
お片付け(または整理整頓・整理収納)
と思われている方が結構多いです。
でも実際には、断捨離する行動はお片付けそのものだけでなく、人間関係や物、環境、健康など、生きている限りありとあらゆることが対象になります。
そうすれば、お片付けしていることに繋がっていくものです。
筆者を例にとりますと。。。
今2021年11月の終わり。
年末が近くなってきたので、年賀状の購入を考える時期。
実は2年くらい前、どのくらいの枚数が必要か悩んだことがあります。
それがある日のこと。
親しい友人から
「来年から年賀状を出すのを止めます」というLINEが届いたのです。
さらに
「LINEで年賀の挨拶にかえていくのでヨロシクね」と締めくくられていました。
数日後その友人に会った時、年賀状の話になり訳を聞いたら。。。
ふだんから会っているしLINEでも会話している仲だから、年賀状を出すくらいなら会いにいくわと思ったそうです。
このLINEを機に、他の友人からも同じように「年賀状を出さない」というハガキやLINE連絡が来るようになりました。
筆者も同感しました。
同感したら即決しました。
そうだ!
年賀状を出す枚数を減らそう!
それからリスト内容を削減に着手することにしたのです。
年賀状の枚数を減らすことにした他にもきっかけがあります。
こちらから年賀状を出しても相手からのハガキが来ないというのが結構あり、ハガキ代がもったいなく感じてしまったのがさらにリスト削減に拍車をかけることになりました。
そこまで関係性を築かなくてもいいかなと思ったんですよね。
友人でも色んな種別がありますよね。
○年賀状だけのお付き合い
○LINEやメールでやりとりしている
○最近友人になったお付き合い
、、、など。
筆者の場合は、リアルでも会いLINE・メールでもよく交わす友人は、賀状は出さないと決めました^_^
今でも年賀状リスト断捨離を毎年決行中です😤
・・・とこんな感じで、筆者のように日々の何気ない時、断捨離を考えるタイミングはふと湧いてくるもんじゃないでしょうか。
何かふと。。。スッキリしたい!と思った時が断捨離するきっかけになるかもしれませんよ。
筆者の場合、年賀状を減らすことで無駄にお金をかけず、昔の関係性に縛られることなく、大事な友人とはリアルに出会い、スッキリした人間関係の断捨離をしています。
断捨離をする「どこ」をリストアップする
断捨離すると考えた時、「どこから?」と思いますよね?
その「どこから?」が思い浮かばない方が結構いらっしゃいます。
整理収納やインテリアのご相談でも、「どこから?」やればいいかが悩むのです。
そこで筆者は考えました。
どこから? → 行動するための目標(めじるし)
目標としてのとっかかり(手がかり)になるヒントがあれば、「どこから?」について考えられるのではないかと思いました。
断捨離の対象は、何もお片付けだけではありません。
❶人間関係
❷人脈
❸お金
❹仕事
❺そしてお片付けする部屋 ・・・etc.
あらゆるジャンルに通じます。
ジャンルが決まらない方はたいてい上記の5項目が多いので、この項目をメインテーマにすると良いかもです。
そしてこのメインテーマの一つ一つにリスト項目をあげていきましょう。
例)❶人間関係
a.1年間で連絡を取らなかった人
b.趣味や会話が合わない人
c.遅刻が多く待ち合わせ時間に間に合わない人
⇩
a.を選んだら・・・
α. ○○さんは気がついたら1年以上会うことも電話もしていない
・・・というふうに、リストテーマに基づく内容をリストアップしたりしていきます。
そのリストテーマとリスト内容にそれぞれ優先順位を決めていけば、断捨離するための行動がスタート出来ます。
断捨離は人生のアク取り
生きていれば、色々な体験や経験をします。
その中で、出会いと別れが当然あります。
例えば・・・
●学生時代に仲が良かった同級生が、社会人になって職場や住む場所が違ったら全然会わなくなった
●売れ切れ続出で人気だった書籍が、情報が古くなってしまったため自然と読まなくなった
●一緒に仕事していた人が考え方の違いで仕事を組むことがなくなった
・・・など、その時は「出会って良かった」「ご縁があった」「この人と仕事していたら売上が爆上がりだ」と思っていた相手や環境や物品だったとしても、別れというものは必ずどこかでいつかはあるものなのです。
ある心理カウンセラーの先生から
「料理のアクと一緒で、良質なお野菜を煮込んでも「アク」は出てくる
そのアクを取るから料理が美味しくなる
人生の出会いもこれと同じで、次の出会いを求めるようになる時はアクが取れてキレイになるから(美味しくなるから)良い縁が繋がっていく」
だから色々な出会いがある経験はムダではない
。。。とおっしゃっていただけたお話から筆者は、思いたてばドンドン人生のバージョンアップをするためにさまざまなアクとり(=断捨離)を行なっています。
筆者の場合、人間関係や仕事など、かなーーーーり様変わりしています。
だから人生、楽しいのかもしれませんね。
断捨離に向く人、向かない人とは
筆者がインテリアコーディネーターとして仕事をし、インテリアをはじめ整理収納や風水のカウンセリングをしている中で、断捨離のスタート地点として「整理整頓」のアドバイスに素直に実践できる人となかなか出来ない人がいます。
それを筆者の観点から2つのタイプでお伝えしていきます。
断捨離は本当にしなければならないのか
断捨離や整理整頓をする
やった方がいいのか、やらない方がいいのか
・・・という問いをよくいただきますが、もちろんやった方が良いです。
断捨離をするのは、整理してキレイにしていくことではなく、不要なこと(もの)を減らしたり無くしたりすることがメインになります。
不要なことをどれだけ減らせるか
これが一番の課題になります。
人によっては、不要なこと(もの)であるという認識がない場合もあります。
だから不具合が起きて、「不要なこと(もの)」であることがわかってくるのだと筆者は思っています。
今身近にあるパソコンやスマホだって、不要なものや新しいものに変えるためにアップデートして機能を充実させていますよね。
それと同じ考え方です。
この考え方を元に、筆者のアドバイス経験を元に次の章でタイプ別に解説しました。
あなたはどちらのタイプですか?
断捨離に向く人はこういうタイプ(リズラボ考察)
筆者のアドバイスしてきた方々で、整理整頓や断捨離を実践できる人は、不要なもの(こと)は理解出来ている可能性が高かったです。
断捨離に向いているであろうタイプ
○不要だと思ったら処分を決められる
○不要だと思ったら整理する
○思い切りができる(躊躇[ちゅうちょ]がない)
○出したら元にあった場所に戻せる(主にお片付け・整理収納)
筆者はバッサリ・ドンドン実行する断捨離決行派なので、不要なもの(こと)が溜まれば実践しています。
ただし、全て何でもかんでも断捨離ができる人はそうそういません。
お部屋だったり人間関係だったりお金だったり、まずは気になる項目から実践できる方は、断捨離に向くタイプだと思います。
余談ですが。
過去にアドバイスした方の中には、スマホを新しく買い替える度に連絡帳をキレイさっぱり消去される方がいらっしゃいました。
もともとこの方は片付けと人間関係にお悩みで、整理収納のカウンセリングを先にしていたら人間関係で仕事が行き詰まっているお話になり、断捨離のことをお伝えしました。
すると、スマホの連絡帳に人間関係で悩んでいる方の連絡先が入っているのがどうしてもイヤで、ついでに全消去するという行動に出たそうです。
筆者からしたら、その方がさぞかし生活や仕事に困っているのではないか。。。と心配になりましたが、仲の良い友人や仕事で必要な人はLINEで繋がっているから不便には思わなくなったんだとか。
最近では電話機能を使う人が限定されてきているそうで、買替えの度の連絡帳全消去は気にならないとおっしゃっていました。
ただLINEで繋がっている人が多くなってきたため、あまりLINE上でお付き合いをしていない方はブロック整理をするそうです。
まぁ、ここまでいくと極端な行動ではありますが、少なくともわずらわしさを無くしたい、キレイさっぱり感を求めたい方は断捨離に向くタイプかもしれませんね。
断捨離に向かない人はこういうタイプ(リズラボ思考)
筆者のアドバイスしてきた方の中で、整理整頓や断捨離に向かない人は、いわゆる捨てられないタイプが圧倒的に多いです。
断捨離に向かないであろうタイプ
●ものや人などにこだわる
●すぐものが溜まってしまう
●人間関係でなかなか距離が置けない
●お金にも時間にもルーズである
●捨てられない(主にお片付け・整理収納)
今までアドバイスしてきた人で、実践するまで遅い方・実践できない方・三日坊主で終わる方などは、継続することも苦手です。
これは、お金や時間に対しても共通点があります。
断捨離でものごとの整理が向かない人は、お金のムダな計画性のない出費や時間のあいまいさ、そして定期的な物事の見直しがなかったりすることも大いに関係しているのです。
過去のご相談者様でよくあった口グセが、
「今やろうと思っているんですけど、なかなか忙しいから進まなくて」というセリフ。
「今からやる!」という喝を入れなければ、断捨離するにはほど遠いです(汗)
断捨離の盲点
確かに断捨離をする行動を実践すると不要物・不要なこと・不要な関係性が整理されていきますし、消去されていきます。
その時点ではスッキリ感があり整理されている状況になっています。
でもよくよく考えてみますと、物を使い込んだり関係性を新しく築いたりするなどして次のステップのために断捨離する場合ならともかく、例えばあまり使わなかったものの処分や仕事で投資した人間関係を解消することなど、断捨離をすることはそれにかけているお金や時間の投資したのをリセットする意味合いにもなるのです。
だからこそ、断捨離をした後はリバウンドを起こさないように努力することが大事になってきますし、定期的に断捨離をする場合は、人生の新たな次のレベルステップで必要なくなってきたものだけを消去していくことを考えていきましょう。
あなたにとっての断捨離の始め方
断捨離はオールアラウンドで、どの場面でも行うことが可能です。
あなたが、「これを整理していこう!」「処分していこう!」と思った時が断捨離を行うスタート地点です。
それだけ、あなたには断捨離するファイトが湧いてきているということなんですよ〜♫
断捨離はどこから始めるとやりやすいのか
意外でしょうけど。。。
お片付け・人間関係・物品整理などさまざまな項目がある中で、まずは・・・
第1ステップ【お金の収支の洗い出し】
こちらから始めていくことをオススメします。
なぜ「お金」なのか、と言いますと、断捨離をするにあたり不要物や不要な人間関係には費用が結構かかっています。
不要なもの = ムダなもの・ムダになってしまったもの
これを極力減らすためには、今からの収入がどれだけあって、その中でどれだけ使うことが出来、それ以上使うことができないのかを把握しておく必要があります。
特にお片付けや仕事には、不要なものを消去し必要なものを取り入れるために「お金」が関係してくることが多いため、是非この確認はしていただきたいですね。
第2ステップ【自分が一番先に手がけたい事項】
前章「断捨離をする「どこ」をリストアップする」で提示しました5項目があります。
❶人間関係
❷人脈
❸お金
❹仕事
❺お片付けする部屋
この項目のどれが一番あなたが手がけたいことでしょうか。
「どこ」に対する提示はしてあるので、もうあとは項目を選ぶだけです。
キレイになって精神的に落ち着くことをまず先にやることが、物事がサクサク進みます。
断捨離をするなら計画的にやろう
いつからやるのか、何日までやるのか、いつまでやるのか、何時から何時までやるのか・・・など、計画を立てることが必要です。
ダラダラしないように、集中的に、でも休息を取りながら(日数がかかる場合は休息日を設ける)行いましょう。
ちなみに筆者の場合は一気にやる派です。
日数をかけることが性格上出来ません。(根はグータラなんで苦笑)
仕事の休日で、2日以上まとめて休める日に、お片付けなら朝の6時台からガンガンやり始めます。
人間関係などの関係性の整理は、30秒以上は時間をかけずバンバンやっています。
でもって、なるべく昼休みは録画してあるドラマをゆっくり観ながら取りたい派なので、それまでにはあらかた作業は済ませておくのが筆者の昔からのやり方です。
いかにして自由時間を取るか。。。夜はやらずに済ませるか。。。
それが筆者流です。
あなたはあなたのやり方で、断捨離を始めてくださいね!
やっぱり断捨離は楽しい
断捨離はやり始めてからは、物品を買う時、人間関係を作る時、お金を使う・貯める時・・・など、すぐ飛びつくのではなく、一旦家に帰って冷静になる時間や日数をかけるようになりました。
そして夫と一緒になって考えて、意見交換をするようにもなりました。
最近では、車についての断捨離も考えるようになりましたね〜^_^
いつまでも乗れないし、いつかは運転免許を返納する歳は確実に来るので、そこのあたりの断捨離計画に入れています。
そうやって夫婦で必要なもの・不要なものを年ごとにリストアップし、日々断捨離していくことが楽しいですし、筆者は50歳代なので終活の一つになっています。
今は、断捨離するものが絞られていき、限定されていっています。
人生を軽やかに、そして楽しく、さらに目標へステップアップ♪
まだまだ人生、これからです!
●断捨離の記事は他にも更新していますので、あなたのお役に立てれば幸いです。