インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
今回は書籍についての断捨離のお話です。
本好きの筆者は、本の存在そのものが人生で楽しむための大きな柱になっています。
新しい本や昔懐かし本を購入しては読む時間を作っていますが、定期的に整理をしています。
本の整理整頓についての筆者なりの考え方や整理収納のご相談者様からのアドバイスなどをご紹介しながら、本との楽しむかかわりをお伝えしていきたいと思います。
目次
本を増やすか、減らすか、現状維持か
今は書店やインターネット店舗で買う本だけでなく、スマートフォンのKindleアプリで本を読める時代になりました。
気軽に読めるのが良いですね。
本好きにとっては、読める幸せを噛みしめたいもの。
でも溜まっていく書籍をどうすべきかを考えることが大事です。
本の断捨離を考える前に、まずは本に対しての思いとその理由を探ってみましょう。
電子書籍にしない理由
スマートフォンを誰もが持てるようになり、誰もが知っているAmazonの電子書籍専用サイトで決済すれば気軽に小説や漫画などが読める時代になりました。
電子書籍であれば、紙質の書物(いわゆる本)を入れる書棚が必要がなくなり、まず本の場所を作ったりスペースの確保も考えなくて済みます。
それがわかっているのですが、それでも紙質の書物が大好きな人たちがたくさんいます。
読書本はページを手でめくりながら読むのが醍醐味
読書本を電子書籍にしないのは、、、
印刷された本が大好きだから に他ならないからです。
筆者はまさしくこの部類です。
手でページをめくって本を読みたいのです。
ページ数の実感が欲しい
電子書籍では読み込んでいる実感がなかなかつかめません。
→筆者はそう感じています。
本だと、どのくらい読んでいるかがはっきりわかるから、読み進んでいる意気込みがあります。
ここまで読んだーーーー!!!!
、、、という読了までのハードルを一つ一つ超えている感覚があるのです。
でもやっぱり。。。「本が大好きだから」
これが一番の電子書籍にしない理由かもしれませんね。
電子書籍に替える理由
本好きでも電子書籍を好んで購入している方も多くいらっしゃいます。
筆者の知人でも、以前は本を買っていたけど、仕事などでタブレットを購入してからはそれが便利になり、電子書籍に切り替えて読んでいます。
確かに書棚が不要で、本の持ち歩きも不要で、スマートフォンやタブレット一つでどこでも何冊でも読めるので便利。
筆者も欲しい本が全て本で購入しているわけではありません。
電子書籍でしか販売されていないものもあるので、それを購入してスマートフォンで読んでいます。
でもスマートフォンは画面が小さいので、ちょっと疲れます。。。
こういう場合はタブレットの方が画面が大きい分読みやすいかもしれませんね。
本を増やす理由
筆者はよく作者買いやシリーズ買いをします。
ファンの作家さんやストーリーによってはシリーズ化している場合は、次回を楽しみにしている事もあり、買いそろえています。
大好きな作家の本をそろえる、シリーズ化本をそろえる
筆者は推理小説や歴史小説、自己啓発本や金融関連の本を好んで読みます。
例えば、
推理小説だと学生時代は横溝正史・松本清張
歴史小説では池波正太郎・司馬遼太郎
自己啓発本は、丸井章夫などさまざまな著書を読みます。
金融の本は著者はこだわらず、投資信託や株式投資についての内容を読むことが多いです。
シリーズ化としての本は、
東野圭吾:ガリレオシリーズ
誉田哲也:姫川玲子シリーズ(ストロベリーナイトの作者)
・・・など、色々とあります。
筆者の場合は、作家名やシリーズでそろえていき、タイトルなども合わせて並べそろえると、コレクション化していくのが楽しくなったりしています。
結構コレクションのようにして本を集めているのが、冊数を増やしてしまう原因かもしれませんね。
本を減らす理由
一番に考えられるのは、
部屋のスペースで書棚がこれ以上増やせない場合が多いようです。
実際、過去に整理収納のご相談者様で、「書棚を減らしたい」という内容で収納や処分についてアドバイスさせていただいた経験があります。
また引っ越しをきっかけに本を処分する方もいらっしゃいました。
本を減らすのは、何かの「きっかけ」があるからかもしれませんね。
本の数を変えない理由
書籍の収めている書棚スペース維持が一番の理由ではないでしょうか。
そして定期的に本を見直して、入れ替えていく方もいます。
読まなくなったら何らかの方法で処分をし、処分した冊数分新たに読む本を入れていく
このやり方をルーティン化していることが多いです。
意志が強く徹底管理が得意な方は、本を一冊選ぶのも考えて購入する傾向があります。
筆者の場合、本屋さんに行ったら「つい」買ってしまうのは現状維持には不向きかもしれませんね。
読まなくなった本が出る原因
読みたい作家さん
読みたい物語
・・・・・と、その時は読みたくて買った本だったのに、読了したり時期が経ったりしたら読まなくなる本の存在が出てきます。
欲しくて買った本なのに読まなくなってしまうきっかけ
欲・・・というものは一過性だったりすることが多く、「欲しい」と思っている内は読むのが楽しくなっているものですが、読了してしまうとその本に興味がなくなることがよくあります。
特に話題が旬の本だと、読み終えてしまうとそのまま本棚に鎮座したままというのは、誰しも経験があるのではないでしょうか。
読んだらその本の役目が終わり。
それが読まなくなってしまうきっかけです。
たいてい読み返さない
読まなくなった本がなぜあるのか。
それは、「読み返しをしないから」、、、と筆者は思っています。
購入した本を何度も読むのであれば、本にとっても著者にとっても嬉しい行動ですよね。
でもたいていの方は、あまり読み返しをしません。
短期間でよく読み返している頻度が高いのは、教科書や受験の参考書でしょう。
それくらい自分の必要だと感じている内容でないと同じ本を読むことはない、というのが現実だと思います。
だから読まなくなった本が存在するのです。
本の断捨離をしていこう
本棚の数やスペース、本の冊数にもよりますが、本を置くスペースに余裕がなかったり、増やせなかったり、置き場が乱雑になったりするのであれば、断捨離を考えていくことが必要になります。
読まなくなった本を整理する判断基準
人には色々と「基準」があると思いますが、読まなくなった本の整理する基準は、
○読み返しをするか
○コレクションにするか
この2通りがだいたいの整理する判断基準であり、取捨選択するには早い判断がしやすいと思います。
読み返しをする基準
読み返しをするのは、その本がとても気に入っているからこそ。
漫画本の読み返しはよくありますが、自己啓発本や金融関連の本、ノウハウ本とかは買った時期には必要であって、その時期を過ぎたら用がなくなる可能性が高いです。
筆者はそういう本は一定期間読んで使い倒したら断捨離対象にしています。
コレクションにするかどうか
よくあるのが、自己啓発本やノウハウ本などが本の冊数が多かったりします。
この場合、筆者は欲しくて購入してはいるものの読了し勉強などし終わったりして役目が終わったら整理しています。
なぜかというと、自己啓発本やノウハウ本とかは情報自体が新しいことが命なので、だいたい1年後にはその情報は古くなっていることが多いからです。
ここ2年くらい前には自己啓発本も卒業し、最近は経済系の本や金融関係の本を読むことが主となってきています。
漫画本も決まった作者以外は買わなくなりましたね。。。。。
筆者は本の整理をするのに、ある程度ルールを作っています。
読了し、役目が終わったら読まなくなる
↓
読まなくなると書棚にずっと置いてある
↓
読み返す機会がなくなる
↓
読み返さなくても
自分にとってその役目がまたあると思うのであれば書棚に残す(コレクションにする)
こういうルールの考えをしておくと、本の整理をする時の基準になるかと思います。
逆に整理基準になりにくいものがあります。
それは、本をシリーズでそろえている場合はコレクションとして置いておくことが多いです。
・漫画本では、巻数がそろっている(例えば「ゴルゴ13」202巻まで全てそろえている)
・小説本では、シリーズでそろえている
作者だったり小説での主人公だったりする(例えば東野圭吾さんのガリレオシリーズ)
法則ではないですが、【シリーズとしてそろえている】ことが本を保管対象にする最大のポイントだと思います。
そのそろえているシリーズの本を手放す気持ちがなかったら、巻数が多い少ない関係なく書棚に置いておくことはアリだと思いますね。
本ではなく電子書籍に切り替えるのも一つの断捨離
本の整理するのをきっかけに、今後の読み物は電子書籍にしていくことも一案です。
スマートフォンやタブレットでの管理になるので、本でスペースを取られてしまう問題はなくなります。
読みたい時に読みたい場所で、スマートフォンやタブレット一つで気軽に読めるのが電子書籍の最大の魅力。
本の整理や書棚などの書籍スペースが増えることに悩みがある方は、是非考えてみる価値があるのではないでしょうか。
電子書籍も断捨離する
今までは本についての整理整頓のお話を中心にお伝えしていますが、電子書籍についても同じことが言えます。
電子書籍は値段が安く、書籍によっては100円単位で販売されています。
そして気軽に、なおかつ冊数が増える感覚がないので、結構読本数がスマートフォンやタブレット内で増えていることがあります。
電子書籍のファイルサイズの容量が増えるため、そのため容量に対しての料金が課金されていることがよくあります。
それをムダと思った時が電子書籍を整理する良い機会になります。
筆者もアイフォンのスマートフォンを利用していますが、電子書籍しか販売していない本を何冊も購入していたことがあり、iCloudの容量を増やしました。
それまで無料の5GBで充分だったのに200GBまで一気に増やすことで料金が発生し、他のバックアップも増えたこともあって急にもったいないなぁと思ってしまったんです。
そこで電子書籍の断捨離を考え始めました。
あなたが保存している電子書籍もずいぶん前に購入して読まなくなった本もあるでしょうし、読み返すことがない本もあるはずです。
こういう本が多いと、容量がもったいないですよね。
データ容量や料金の負担を軽くするために、不要と判断した電子書籍は断捨離し、新しく購入する電子書籍に入れ替えていきましょう。
本を売る時に考えるべきこと
本を整理する時、どの本を処分するかを悩むことがあります。
本好きであれば、その気持ちはなおさら。
筆者が本を整理する時に悩んだことをお話しします。
サイン入り本を整理する時
著者からサイン入りの本を何冊か、過去に本棚に存在したことがあります。
実際に出版セミナーで書いていただいたサイン本もありました。
なぜ処分に至ったかと言いますと。。。。。。
その著者と関係性が無くなったり、出版年月が古くなったので読み返すことがなくなってきたからです。
サイン本の効果
著書にサインをいただいた当時、その本の著者からのエールがとても心に響き、その本のおかげで仕事などに頑張れた経験があり、本当にさまざまな著者の方々にサインをいただきましたね。
でもやはり年月が経ち、人生の成長の中でその時の筆者に合ったメンターに出会い、その時に合った著書でまた人生の階段を登っていく
筆者は、サイン本とはそういう意味合いがあると思っています。
そのサインをいただいた著書を保管しないと決めた時は、
ありがとうございます!!
そうお礼を本に伝えて処分しています。
サイン本の整理整頓
整理収納のご相談でサイン本に関しての整理整頓についてアドバイスしたことがあります。
同じサイン本でも、著者のサインだけが書いてある場合とファンである本人の名前とメッセージが入っている場合とでは処分対象になるのかならないのかの違いがあります。
実際ご相談で、5つある大きな書棚を2つに減らすため本の整理をする時、出版記念セミナーで目の前でご自分の名前とメッセージ入りで書いてもらったりするのも含めたサイン本が100冊くらいあるけど処分ができない、と言う内容でした。
100冊もサイン本を持っていることに対して驚きですが、こればっかりは本人の思い入れがあるでしょうから、なかなか「処分対象にしてください」とは言えない内容です(汗)
ただ100冊もあるので、取捨選択してもらわないと2つの書棚に縮小できないため、筆者がアドバイスしたことは1つ。
断捨離を決めてから見たサイン本は処分対象です。
なぜかわかりますか?
断捨離を決めてなかったら、そのサイン本自体の存在を忘れているからです。
この現況は、100冊あろうが10冊しかなかろうが関係なく、整理整頓していて気が付くサイン本は意外と存在するのです。
どなたでも当てはまります。
そういう存在の本は、自分にとってその著者から気持ちが卒業している認識でいいのです。
サイン本の断捨離は、あなたの人生の転換期が来た時に考えても遅くありませんので、その時が来たら新旧の本を入れ替えて人生の楽しいステップを踏んでいきましょう。
本を売るか、処分するか
本の断捨離をする上で、売るかor処分するか(廃棄する)を考えて、どちらにするかを決めていきます。
本を売る
最近ではインターネットでの買取業者が多く存在し、本を詰めるための段ボールを送ってもらうのも売るための本を入れた段ボールを送る送料も無料で、査定料金も早く出て、さらに入金も早めの対応してくれるのはあたりまえになってきました。
筆者は何度か利用しているのは・・・
段ボールは2箱までが無料で、送料無料。
査定は1週間以内かかりますが、意外と高額買取してもらえました。
(今まで何社という業者で売却依頼してきましたが、買取王子さんのところが一番高く買い取っていただいています)
査定金額の入金も3日以内に振り込まれますので、利用してよかったですよ。
本を売る、と決めたら、サッサと整理する段取りを取った方がいいです。
そして3ヶ月以上1年くらい読まなくなった本、2年以上読み返すことがない本は断捨離対象にして良いと思います。
ただしシリーズとして巻数を集めている場合は、コレクションとして残すのか、読まないなどの理由で処分(この場合は売却)するかを決めてくださいね。
処分する
ページが破けているなど本の状態が悪かったり、本に直接書き込みをしているなどがあったら廃棄した方がいいですね。
買取業社は、そういう本は引き取ってもらえないからです。
余談ですが、
筆者は2年前に、長年使っていた自分の書棚も本も断捨離しました。
マイデスクがあるのですが、書棚と本にどんどん侵出されてしまい、パソコン作業がしにくくなってきたので、思い切って断捨離を決行しました。
今はスッキリキープしているので、やってよかったかなと思っています。
本自体は15冊をキープし、それ以上増やさないようにしています。
本好きはいつまでも本に囲まれていたいものですが、生活スペースを侵さないよう、金銭面を考えて買い過ぎないように、冊数などをルール化して楽しい読書ライフを送りたいものですね。
今回は本の断捨離について考えてみました。
本を整理するきっかけになれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
●暮らしの断捨離についてテーマごとにお伝えしていますのでこちらをご覧くださいね。