テレビや雑誌などで、終活の特集があったりする中、筆者が結構悩んでいる一つが「お墓」の存在です。
夫も筆者も年齢を年々重ねるにつれ、真剣に考えるようになりました。
4人の子どもたちへつなげるのに、お墓を維持する身体的・金銭的負担を将来を見すえておかなければならないと思っているのです。
そこで、夫とも子どもたちとも向き合っていく「お墓」の終活をお話ししていきます。
目次
我が家のお墓の存在を考える
人は「死」へ向かって生きています。
避けては通れない事実があります。
夫も筆者も歳を取り、自分なりに【人生終盤への生き方】を設計していく年代になってきたと実感しています。
その時、お墓の存在を大事にしつつ、家族の形の多様化が多くなる中、誰かが「おしまい」にしていく時代に入っているような気がするんです。
我が家のお墓事情
夫の実家も筆者の実家も、車で行かないとお参りできない場所にあります。
夫の方はお墓の場所の近くまで車が入れます。
反対に筆者の方は山の上にあり、駐車場から山道を通るのですがお墓軽く1km近く距離があります。
しかも傾斜がキツくて雑草も多く、晴天時以外はなかなか参れず、50代に入ってからは身体的に負担増になっています。
だからしばらく参れずに現在に至ります。
お墓へ行くまでの交通事情
我が家のお墓の場所は「車」が必須です。
仮に高齢になり運転免許返納し、公共交通機関を利用することになった場合、電車・バス・タクシーなどフル使用で、時間も交通費もかなーりかかります。
夫の実家のお墓へ自宅がある周南市から光市にあるお墓まで行くのに、公共交通機関などを使うと仮定すると、、、
自宅から駅まで・・・徒歩+バス
↓
最寄りの駅からお墓がある場所の駅まで電車で15分
↓
お墓がある場所の駅からバス+徒歩
車だと35分くらいで行けるのに、公共交通機関などを使って行くと2時間は軽くかかります。
バスや電車の時間もですが、ちょうどいい場所にバスの停留所があるわけでもないので、最終的には徒歩で目的地に行くようになります。
これが面倒だと思えば、電車以外はタクシーという手段になっちゃいます汗
仮定でも移動にこれだけ時間がかかりお金もかかると、精神的にも身体的にも負担に感じてしまいますよね。
筆者の方のお墓場所は、電車・バスを駆使してその上徒歩が長いとくるので、行き帰りで疲れ果てます汗
そうは言っても、いつまでも車に頼れない年齢の事情がありますから悩みどころです。
お墓参りと子どもたちとの接点
お墓参りを子どもたちも寄り添える形を持っていくには、我が夫婦の場合は結構難しい部分があります。
なぜかと言いますと、故人と子どもたちとの接点が薄いからです。
夫の方は、故人で約20年前に夫の父が亡くなっていますが、孫である娘たちはよく可愛がってもらった記憶がありますけど、父の死後生まれた息子たちは遺影でしか知りません。
娘たちは時期的にお参りしに行きますが、息子たちは我が家の慣習だから行くという感じです。
今現在、我が家の家跡りは長男ですが、夫と一緒に行く感覚ですね。自主的には行きません。
仕事もあるので、親として色々と対策を考えていく必要がありそうです。
我が家のお墓終活
お墓は、先祖代々受け継がれてきた存在ですから、次世代につなげていくことが大事です。
でも「お墓の存在にしばられてしまう」のも問題だと思っているんです。
夫も筆者も子どもたちが納得して任せていきたいなと。
今の時代に合わせて管理しやすくしてあげるのも親の務めだと思っています。
墓じまいはお金がかかる
テレビ朝日放送週間ニュースリーダーで、2022年12月10日「城島リサーチ」コーナーで令和のお墓事情の話題を取り上げていました。
夫も筆者もうなづきながらそのコーナーを観ていたのですが、お墓じまいのために墓石などを撤去したり、新たな納骨場所をお願いするのに結構お金がかかることがよく分かりました。
早くお墓の終活に手をつけたいけれど、何といっても金銭面を考えていかなければなりません。
家族がお墓がある地元に代々住めば引き継いでいくことが可能でしょうけど、グローバル社会になり、地元にいる可能性が低くなりつつあります。
我が家自身、お墓の場所から市外地であり、県外に住んでいるのも当然いますので、管理するのが大変になってきています。
そういう事情を鑑みると、お金を遺していく内容も考えていく必要があるような気がします。
きちんとした人生の後始末はしなくては・・・と思いますね。
夫と筆者の最期への準備
我が家のお墓事情を、夫と筆者の代で解決しておこうと夫婦で決めています。
今あるお墓の存在、自分たちの死後の納骨先など、元気でいる間に少しずつ終活ミッションとしてとらえていかねばならないと思っています。
4人の子どもたちには、
❶手がかからないように
❷迷惑がかからないように
❸姉弟の誰かに責任を負わす状態にしないように
将来を見すえて託していくことが親の役目ですね。
今、知人を通じて情報収集している最中です。
どんな選択肢がベストなのか。
50歳代前半である内に方向性を決めていきたいと考えています。
必ず子どもたちと金銭面を含めて話し合う
お墓の件も含めて終活にお金や親族間の問題がある場合は、子どもたちにも相談や意見を求めるようにしています。
家族間の情報共有は必須です。
親である夫と筆者が考えていることやこの先の行動に関して、子どもたちにも知っておいてほしいこと満載です。
20代・10代の我が子どもたちには、人生が差し迫っている年代ではないので、お墓のことなどはまだまだピンとこないでしょうけど、人生後半である親としては切実な問題だからしっかり伝えたいですね。
まとめ|子どもたちを含めてお墓事情をしっかり考えておく必要がある
一口に「終活」といっても、人それぞれ行なっていく順番があります。
墓じまいを考えていてもいろいろな問題があって、どうしても行動を起こすのが先のばしになってしまうのは仕方がないと思います。
すんなり早期解決できない事案ですから。。。
だからこそ、子どもたちとふだんから時あるごとに「お墓」の話題を出しておくことは必要だと思います。
ただ「お彼岸だからお参り行こう」とかだけの話ではなく、「お墓を引き継ぐ話をしていいかな」という会話も時折はさんでいくといいですよ。
かしこまった感じではなく、フツウの会話で。
自然にサラッと。
我が娘たちは、結構意見を言ってくれます。
なかなか参考になります。
是非家族で「お墓」のこと、考えていきましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。