インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。 また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
今世の中では、子どもに発達障害があることを隠し続ける方、子どもを愛せないことをどこも相談出来ない方、障害のある子どもから家庭内暴力を受け続けている方、、、etc 色々な事情をかかえている親御さまが実にたくさんいます。
実際にご相談があり、その都度アドバイスをさせていただき、親子間の幸せの修復のお手伝いをしてきた15年。
よく相談があるのは、『ワンオペ育児』の悩み。
最近時事ニュースでも挙げられている言葉です。
今でも子育ての悩みを持つ方が、改めて楽しめる人生の第一歩を歩んでいただきたいと思い、私なりの視点からお話ししていきます。
目次
筆者が考える、そもそもの子育てとは
「子育て」の一般的な解釈は、子どもを育て養うことになりますが、『現実の子育て』は、マニュアル通りにいかないことが多い中で自分なりの考えで子どもを育てていくことではないかと考えています。
子どもとの共有の時間を 笑ったり泣いたり怒ったりしながら思い出を作っていくことで、親としての実感を味わっていくことが親としての成長にもなりますよね。
手探りだからこそ、子どもとの共有時間が大切だと思うんです。
それぞれの家庭にそれぞれの子育ての手法があっていいわけで。。。
楽しいこともあれば辛いこともある、それが子どもを育てることだと思います。
紆余曲折な親子期間があって当然。
親子で意見を言い合い、ケンカし、口も聞かない時期があって当然。
育てることが面白くない時期があって当然なんです。
色々なことがあって当然だからこそ、子育ては【後になって】楽しいと思えるものです。
子育てって、私はそういうもんだと感じています。
ワンオペ育児はママの時間がなくなる?!
ご相談で一番多いのは、「自分がゆったりする時間がない❗️」という言葉。
子どもとの向き合う時間があるということは、ママである自分の時間が取りづらいということを意味します。
夫や親などサポートしてもらえる環境ならママは安心なんですが、現状ではなかなか難しい場合が多いです。
昔に比べたら、子育てに協力してくれる旦那さまや親御さまが増えてきましたが、30%前後(2019年日本労働組合総連合会の調査)と子育てママには厳しい状況ではあります。
特に共働きのご夫婦の場合は、ママ本人も仕事を持っているので、大変さが増していきます。
また、ママが専業主婦の場合は、日中も夜もずっと子どもと一緒に過ごしているパターンが多いので息が詰まる気分になります。
その中で夫が下記の状況だったらなおさら、ママのゆっくりしたい時間が失われていくような気がしますよね。
❶夫の仕事の帰りが遅い
ワンオペ育児状態は、周りの協力が得られないことが多いからなんですが、夫の現在の環境を変えていくのは結構至難の技です。
❶と❷は、夫の仕事で得てくるお給料などが、自分たちの生活を支えていると考えたら、「子どものお世話するのに協力してほしい」というのが言いづらかったりしますよね。
夫には感謝する言葉と気持ちはしっかり持った上で、徐々に育児の方に目を向けてもらう努力が必要かもしれません。
❸は、夫に子どもと触れ合う環境に慣れてもらうことが最大のハードル。
1時間でも強引でも夫に子どもを託して買い物に行くなど、荒療治(!?)が必要になるかもしれませんね。
ママがゆったりした時間を作ろうと考えたら、「思いっきった行動を起こす」ことが重要になるんです。
我が子の取扱説明書を作ろう!
とにかく自分と子どもしか今のこの状況は変えられないのなら、この状況をうまくなんとか出来ないか・・・と、突破口を考えるのです。
①我が子の【取扱説明書】を作ること
それから↓
②【行きつけ場所】を作ること
③子どもの世話は【仕事】ととらえる
①我が子の【取扱説明書】を作る です。
家電製品や車など、いろんなジャンルの商品に必ず「取扱説明書」がついてますよね。
内容は、手取り足取り 詳しく分かりやすく書かれています。
その商品を使うのに不便がないように、しかも詳細ですよね。
この取扱説明書と同じ感覚で、我が子に親の視線でいいので作ってみるのです。
すると、長所も短所もわかって心に余裕が出てくるもんです。
①親から見た性格
②好きな食べ物、嫌いな食べ
敵を知り己を知れば百戦殆うからず
ママとして一番困るのが・・・
子どもがぐずる時
泣き出した時
悪さをした時 ではないでしょうか。
そんな時に、この取扱説明書があれば、冷静になることができ対策を立てることができます。
面白いですよ〜
例えば、子どもが泣いている時は「たぶん○○で泣いたんだねー」みたいな親側目線で理解をして子どもに話しかける、またはちょっと放っておく、などの対処ができますよね。
ああは言っても
取扱説明書を作っていても、イライラしてしまう時はイライラしてしまうし、怒ったりもするけど、冷静になれる機会が多くなってくると思いますよ。
ワンオペ育児を経験して得たものは
夫は出張や残業などで家を開けることが多く、フルタイムで働きながら4人の子どもたちを育てるのに必死な毎日でしたが、筆者だけが「必死」に頑張るのではなく子どもたちに協力を求めることにしました。
筆者にとってラッキーだと思ったのは、
①育児相談できるママ友がいたこと
②子どもたちの年齢差があること でした。
このラッキーを詳しく説明しますね。
①育児相談ができるママ友がいたこと
実は筆者はワンオペ育児は何回か経験しており、その時の大変さを乗り越えられたのは、
同年代の子どもを持つママ友の存在です。
年子である上2人の娘の育児の頃から「ママ友」という味方が筆者にはいました。
長女が1歳半、次女が産まれて2ヶ月の頃の当時、夫の転勤で大阪に住んでおり、夫は仕事が多忙で家にいない日が多かったので朝からバタバタの日々。
その時筆者は、よく娘たちを連れて散歩に行ったり、近場の大型百貨店内にある赤ちゃんカフェに連れて行ったりしていました。
約24年前の当時、大型百貨店内にある赤ちゃんカフェの存在は珍しく、離乳食や幼児食がメニューにあり、授乳室も完備されていて2歳くらいまでのお子さんから赤ちゃんまで、ベビーカーを持って行っても邪魔にならないくらいの広いスペースが確保されているので、よく通っていましたね。
そのカフェには、赤ちゃんや小さいお子さんを持つママが2〜3組くらいおられて、何回か通っていると顔馴染みになっていました。
すると自然にお友達になりカフェに通っていたら、お互いに育児の苦労や辛さを話すようになっていましたね。
家庭に帰ればワンオペ時間が待っているのですが、話せるママ友がいるとメンタル的に落ち着きます。
また、娘たちを産んだ産科医院でもママ友が出来ていたので、時々会ったりしていましたね。
その当時のママ友とは年賀状の交流ではありますが欠かさず続けています。
いつかコロナ禍がおさまれば、お互いに会いたいものです。
息子たちを出産した頃もママ友を作ってはあったりして、育児相談をしたり受けたりするような時間を過ごすことが出来ましたね。
日常生活の中で、子育ての苦労や辛さを共感できる仲間や友達が1人でもいるだけで、子どもと向き合う時間が大変でも楽しく過ごすことが出来ます。
②子どもたちの年齢差があること
我が4人の子どもたちは、第1子と第4子は10歳の年齢差、2番目と3番目の子どもとの間は7歳差があるため、娘たちが息子たちの世話や遊び相手をしてくれるので、筆者は家事をしたりするのにとても助かりました。
またフルタイムで会社勤務をしていたので保育園のお迎えが大変だったのですが、当時中学生や高校生になっていた娘たちに息子たちのお迎えをお願いしたことがあります(汗)
確かに子どもが4人いる育児は大変なことが多いのですが、子どもの年齢差のおかげで上の子たちに頼める部分は頼んでちょっと楽をさせてもらう・・・というのもアリかなと思いました。
(全てベッタリ頼むことではありません)
こういう経験をして得たものは、子どもと向き合うことばかりに集中しないで育児を楽しむきっかけになれたことです。
筆者の子どもたちでいえば、現在上の娘たちは成人し下の息子たちは高校生になって大きく成長していますが、いまだに娘たちは弟たちの面倒見はとてもよく、一緒に食事したり遊びに行ったりなど仲の良い姉弟です。
たまにはケンカしたりすることもありますけど、基本的には姉弟間はよく会話をしていますね。
当時、子どもたちが幼い頃に筆者が考えたのは、
いかにしてワンオペ状態を楽しむか
でした。
この課題を解くのに時間がかかりましたが、「楽しむ」ということを育児のキーワードから外さないようにしたのです。
ママ(またはパパ)が現状を受け入れず「楽しむ」ことを忘れたら、子どもに怒ってばかりの自分がいるので、それが嫌だったから・・・というのもあります。
せっかく子どもが欲しくて我が家の元に来てくれた我が子だから、大変だけれど「楽しむ」自分でいたいですもんね。
そういう自分でいると、夫との関係性も悪くならずに済むと筆者は考えます。
夫が仕事で頑張って生活を支えてくれていることを妻として認めることで、ワンオペ育児である現状を悲観せず前向きに過ごせるのではないかと思っています。
●育児について他にも書いている記事があるので、お役に立てることができたら嬉しいです。