インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
さて、筆者が語る「インテリアコーディネーター」について、さまざまなテーマに分けてお伝えしていきます。
インテリアコーディネーター とは?資格取得から仕事に活かすまで
今回は「インテリアコーディネーター試験勉強はスクールか独学か」についてお話しします。
2023年度の1次試験は、今まで試験会場でマークシート方式、160分の試験時間で50問出題だったのが下記に変更になりました。
CBT(Computer Based Testing )方式
試験時間:120分
出題数:36問
※ただし、2次試験は従来通りの出題方式
CBT(Computer Based Testing )方式とは、地域ごとに指定されたテストセンターで、パソコンのディスプレイに表示される出題文に対してマウスまたはキーボードで解答する試験方法です。
1ヶ月くらいの間に受験したら良いですし出題数や試験時間も縮小されましたので、仕事や家庭などに合わせた都合で受けることが可能になり、ある意味受けやすくなりましたが、試験内容自体の難易度は変わらないということですので合格に向けてしっかり勉強していくことが必要です。
インテリアコーディネーターの試験勉強する時悩みどころである、専門学校などの「スクール」に通うか、ユーキャンなどの通信講座を含め参考書など市販で購入し独学でやるか、、どちらで進めるかを考えますよね。
筆者は独学で不合格→通信講座で不合格→スクールに通学で晴れて合格❗️という道のりを経ています。
この章では学科にあたる1次試験及び実技(図面と小論文を書く)にあたる2次試験を総合的に勉強することについて述べています。
初めてでも経験者でも受験する方に向けて、筆者の勉強経験をお話ししていきます。
※メリット・デメリットをお話ししますが、筆者の経験値に基づく内容であることをご承知くださいませ。
目次
スクールで勉強する
全国にインテリアコーディネーターを学び、試験対策しているスクールがいくつもあります。
筆者が勉強をしていた10年前の当時、筆者が在住している山口県周南市内で広島の専門スクールが開催していて通うことが出来ました。
しかし残念ながら、現在では数年前にそのスクールが山口県で開催することを終了されています。
また今では山口県内でスクールに通って学ぶのは難しいかもしれません。
ただし、広島か福岡にはあるので、スクールを選択される方は是非問い合わせをしてみてください。
ちなみに筆者が学んだスクールはこちら↓
ハウジングインテリアカレッジ
※(株)住宅デザイン研究所が運営しています。
場所:〒730-0051 広島県広島市中区大手町2丁目5−11
受験3回目からこのスクールで学んだ結果、筆者は4回目で合格することが出来ました(^ ^)
リアルに講師に学べるメリット
スクールで勉強するメリットは、ひっかけ問題の解き方や注意点、試験に出やすい問題などを手取り足取り教えていただけること!
インテリアコーディネーターの試験はひっかけ問題がよく出題されており、問題集の通りに覚えていたらひっかけになっていて間違えてしまったりした経験があります。
当時に学んでいたスクールでは小テストがあり、予習と復習が出来、理解が深まりましたね。
経験で建築系の仕事をしていましたけど、試験問題を解くとなると結構難しい分野があり、講師によく質問したり、分からない分野はスクールにFAXで送ったりして問題の解き方を教えてもらっていました。
かなりの回数でのやりとりをしていましたね。
(10年前の当時はFAXでの質問や解き方を教わっていました。今はメールとかの時代ですよね。懐かしいです(^ ^))
テキストに書き込みと付箋だらけで、めっちゃ汚していましたよ〜
講師の話や質問や解き方など、たくさんメモして勉強に役立てていました。
実際、試験にその解き方などがそのまま出題されていたりしたので、講師の話や質問はとても大事だなと思っています。
また2次試験では図面や小論文を書いていく問題がありますので、何度も描いてはコツを覚えることを習いましたが、直接講師に指導してもらったりして疑問を解消していきました。
スクールで学ぶデメリット
スクールで学ぶデメリットは、
❶費用
高額であること。(数十万円〜 中には100万円以上する学校もある)
❷受講の曜日と時間
例えば、会社勤めをしていたら曜日や時間に合わせないといけない場合がある。
ただし、受講日に休んでも今では後日動画配信などで勉強できる環境が整っている
❸先生との相性(教え方など)
講師によっては、教え方や授業の雰囲気で楽しく学べることもあるが、理解しにくかったり楽しくなかったりする場合もある
代表的な内容はこの3つではないでしょうか。
❶の費用ですが、筆者の場合は1次・2次試験対策コースで30万円くらいだったと思います。
自分にとっては家族の色々な物入り時期に30万円は高額でしたが、かえって「これだけお金を払ったんだから合格しなきゃ!」というモチベーションアップにもつながりましたね。
❷の受講曜日や時間について、何らかの理由で受講日に休んでも、授業内容をプリントなどで補えたりするらしかったのですが、筆者は自分の性格上、後日に休んだ日の授業を聞いたりすることは気分が乗らず身に入らないと思っていたので、絶対休むことはしませんでした。
メンタル面も勉強する姿勢もこのデメリットのおかげで頑張れたのかもしれませんね。
通信講座で勉強する
筆者は最初独学で勉強を始めましたが不合格だったので、会社勤めや子育てなどで忙しかったのもあり通信講座で学ぶことにした経験があります。
筆者が学んだ通信講座はこちら↓
ハウジングエージェンシー インテリアコーディネーター通信講座
分かりやすいテキストや問題集があり、学び理解する資料が盛りだくさんありました。
でも残念ながら結果は不合格でした。。。
その原因は後ほど。。
通信講座で学んで得られるメリット
通信講座の最大のメリットは、
①通学で学ぶより費用が格段におさえること
②日にちや時間に縛られないこと
この2点だと思っています。
筆者自身フルタイムの仕事をしていたので、このメリット感は助かりました。
それぞれの運営会社が独自の試験問題を毎年分析し、オリジナルのテキストと問題集などの教材を提供しています。
筆者は当時勉強していて、テキストがとてもわかりやすかったのを覚えています。
質問をFAXで送ると丁寧に解説された内容が返信されました。
これを復習して頑張って勉強する自分がいましたね。
通信講座で学ぶデメリット
実は・・・
前章で通信講座のメリットを紹介しました、
「②日にちや時間に縛られないこと」
この項目がかえってデメリットになりうることがあります。
なぜかといいますと、自由に出来る代わりに自分の裁量一つで勉強が進まなくなる可能性があるということなんです。
しっかり勉強スケジュール管理をして、立てた内容をきちんと守ること。
合格するためにはこれが一番大事なのです。
筆者の場合、フルタイムの仕事や子育てが忙しく、休みの日は勉強に集中出来る機会が少なかったですね。
とはいえ、これは筆者の言い訳にすぎません。
圧倒的に勉強時間と勉強量が足りず不合格に。。。(受験2回目の時)
ホント、自己管理の甘さがものすごく出ていました。
さて、2次試験は図面や小論文を書く問題がありますが、今ではメールでのサポート制度が整っている講座が多くなりました。
通信講座ではひたすら一人で黙々と書いていくことが重要になりますので、数多く課題をこなして書くことに慣れていくことが必要です。
特に図面を書くことに苦手意識がある方は、2次試験対策としてスクールの講座に通ったりして課題に与えられている項目を理解し図面に落とし込んでいく練習をオススメします。
独学で勉強する
公益社団法人インテリア産業協会のホームページより公式テキストとしてハンドブックを購入することが出来ます。
公益社団法人インテリア産業協会ホームページ
また過去問題集は、書店やインターネットサイトで購入出来ます。
ご参考までに下記にてご紹介しておきますね。
(下記の過去問題集は、筆者が通信講座で勉強していた当時使用したことがある出版社の問題集でもあります。ご紹介しているのは2023年版のものです。
ちなみにスクールに通っていた時も過去問題を多く解くために購入して解いていました。)
2024年版はまだ出版されていませんが、それまでは2023年の過去問題集を解いていてもいいかと思いますし、じっくり問題に向き合って勉強時間を確保していくことが大事になってきます。
また最近では試験問題などで分からないところがあれば、インターネット検索したらわりと詳しく載っていたりします。
調べやすい便利な時代になりましたね。
筆者が勉強に着手した10年以上前の当時は、インテリア産業協会でテキストを購入し、書店で過去問題集を購入し、分からない問題などは、建築系やインテリア系の本を図書館でよく借りて読んだりしていましたからそれなりに大変だった記憶があります。
独学はそれなりに大変ですが、やはりメリットとデメリットがあります。
独学ならではのメリット
必要費用としては公益社団法人インテリア産業協会の公式テキストと過去問題集が中心になるため、この書籍代くらいでしょうか。
あとは自由に勉強時間が設定出来ることが魅力的です。
費用をかけたくない方でスケジュール管理ができる方は、是非このやり方がベストだと思います。
独学だからこそのデメリット
デメリットとしては通信講座と同じ項目にはなるのですが、スケジュール管理と自己管理が必要になリます。
縛りがないからこそ、自分を律して勉強に向かわないといけないのです。
また知らない建築用語や構造など、色々と壁にぶつかることが多くなりますが、全て自分で解決していかなければなりません。
そう考えると、独学で勉強することを決めたら、月数または年数をかけ、合格に向けて長いスパンで行うことを考えていく必要があります。
筆者も最初インテリアコーディネーター試験の勉強は独学からでした。
理解するのに時間もかかり、勉強するのが辛かったですね。
また建築系の勉強が初めてで、建築界自体が初めての場合、独学はちょっと難しいかもしれない方がいらっしゃるかもしれません。
資格の勉強をする時、経験値が無い分暗記に頼ってしまうと勉強が苦痛になってしまうことがあります。
これは筆者の当時の知人がそうだったからです。
結構四苦八苦していて、独学では数回不合格になっていました。。。
また2次試験は図面や小論文を書く問題になりますので、初めての方は課題を理解し図面に書いていくこと、小論文の文構成をしていくことから始めなければなりません。
もしあなたがインテリアが大好きでこの資格を目指しているけれども初めて建築を知るのであれば、是非建築系やインテリア系の会社の仕事をしたり、住宅雑誌などを読んだりして、建築とはなんぞや??という経験値をちょっとでも増やしてみたらいかがでしょうか。
そうしたらインテリアコーディネーターの試験勉強が少しずつ分かってきてやりやすくなると思います。
まとめ|どんな学び方でもゴールは合格して仕事に活かすため
スクールでも通信講座でも独学でも、インテリアコーディネーターの資格を取得し、仕事に活かすためにゴールを目指して勉強することは共通しています。
どんな立場の方でも平等なチャンスが与えられています。
自分がしっかり勉強できる環境を整えて、ベストな状態で試験を受け、合格を勝ち取れるように前へ進んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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