先日、夫の実家の売却手続きが完了しました。
売却までには、身内間との意見のぶつかり合いなど色々な道のりがありました。
それを乗り越えて決着がついたことに、とても安心しました。
、、、が。
夫から一言。
「実家の御仏壇、ウチで引き取るから」
筆者と息子たち
「えーっ⁉️」
驚いたのは言うまでもありません。
ということで今回は、御仏壇を我が家に迎えるための部屋の断捨離についてお話しします。
目次
実家を売却する時に姑と我が夫との約束
姑は、舅が亡くなってから親族の家で居候しており、この度実家の売却が決まってから引き続きそこに住むことになっています。
夫自身、姑の住まいは確保していたのですが、家を売却する際に約束があったようです。
実家の御仏壇の存在と夫の強い念い
実家の御仏壇は、夫が小学校1年の頃から存在していて、毎日手を合わせていました。
その習慣は大人になってからも継続しています。
自宅を建てる時、元々実家の御仏壇を引き取る気持ちがあったようで、間取りを設計する際、余裕のサイズで仏間を入れてもらいました。
本家の長男であることの自覚もあり、家を売却することが決まってから引き取る気持ちが強くなっていったようです。
4人の子どもたちと話し合う
さて御仏壇を引き取る話になった時、子どもたちにこのことを相談しました。我が家は、4人の子どもたちのものでもあるからです。
即座にOKの返答をもらうことが出来ました。
慣れ親しんでいる御仏壇でもあるので、我が家に迎え入れるのは大賛成^_^
迎え入れる日は3週間後ということに決まりました。
売却先の不動産会社が引越し業者に依頼してもらえたので、運んだりする手間は省けましたが、仏間に入れる我が家側が大変な3週間になるのでした。
現存する我が家の御仏壇の行方
我が家にも御仏壇があります。
実家のを迎えるためには、現存するものをどうするかを考えることになりました。
そこで、夫と筆者は話し合うことになりましたが、1分もたたずに決断しました。
その過程をお話ししていきますね。
お付き合いで入信していた新宗教をあっさり退会する
実は、結婚して間もない頃知人のお付き合いで入信した新宗教があり、御仏壇や仏具など全てそろえていました。
夫も筆者も幼い頃から手を合わせることはあたりまえでしたから、30年近く信仰していました。
しかし、この度夫の実家から御仏壇をお迎えするにあたり、我が家にある御仏壇などをどうしたらいいのか、、、と考えることになったのです。
とはいえ、決断は早かったですね。
「もう、退会しよう!」
そう思ったら、夫と筆者に新宗教のお誘いをした知人に連絡し退会願いをしました。
以前、子どもたちにも会費と会員の勧誘があったのですが、さすがにそこまではしたくないと思っていたのです。続けたい気持ちが無いのに、子どもへ押し付けるものではないのですからね。
退会したら一気に跡形もなく片付ける
退会依頼の連絡をした知人から、仏壇や仏具は、物入れの活用やお唱えに使ってほしいと言われましたが、筆者は退会したら手元に一切置かないと決めていました。
あるお寺から清めのお砂を分けてもらい、新宗教のものはお砂をかけて全て処分することに。
一気に整理整頓です。
気持ちがとてもスッキリしました!
仏間のある部屋も一緒に片付ける
仏間がリビングに続く和室にあり、次女家族が来た時に孫が遊ぶおもちゃや次男の過去の勉強の問題集など色々とものがあり、結構煩雑化していたのです。
実家から御仏壇を迎えることで、いっそのこと部屋を片付けてしまおう❗️という流れになりましたね。
片付けるって、何でも「キッカケ」があるとスピーディーに行動が出来るもの。
そして片付ける目的があればなおさら、段取りよくいくことが多いですしね。
部屋自体は、我が夫婦で行なって1日で整理完了しました。
キレイにすることで、どんどん気持ちがラクになっていきました。
いざ、仏間の現存している物品を断捨離!
御仏壇があると、整理することをせずに書類諸々を入れてしまうことがあります。
収納スペースがあればあるほど、溜めてしまいます。
やはり「整理整頓するキッカケ」があって、キレイにしていく気持ちがわいてくるものですよね。
我が家の場合は、思い切った断捨離を決行しました。
現存している御仏壇やお経本は清めて処分する
前章で、知人のお付き合いで入信していた新宗教を退会したお話をしましたが、その後すぐ全て処分しました。
再開することも無いからです。
ただ、処分する時は、すぐゴミ袋などに入れたわけではありません。
やはり御先祖様をお祀りして手を合わせていたので、きちんとお清めしてから処分した方が、退会しているとはいえ新たに迎える御仏壇との引き継ぎとして大切だと感じた次第です。
30年近く長い間、手を合わせてきたので、やっと一区切り出来たかなと思いながら整理しました。
書類などを入れていた量に驚く
前御仏壇は、収納する引き出しやスペースが結構あり、必要書類などを都度収めていました。
書類などは年度が変われば、新しいものと入れ替えなければならないのですが、わりと忘れてしまうんです。
おかげで、新旧入り混じりとなっている状況でした。
前御仏壇を処分することを決めてから、全引き出しを出してみると、書類やらポイントカードやら出てくる、出てくる汗
「とにかく、ここに入れておこう」感覚だったことがよーく分かります。。。
夫と猛省しきりでした汗
今迎えた御仏壇は、仏間のスペースいっぱいに納まっており、線香やロウソクの予備、実家から持ってきたお経本2冊・我が家族分の数珠以外は入らないくらい収納が少ないので、かえって不要品が溜まることがありません。
とてもありがたいことですね。
遺影をどうする⁉️問題
売却する実家には、夫の祖母と父の遺影が残っていました。
長年日当たりの良い場所に遺影を飾っておくと、紫外線が原因で色あせが起きてしまいます。
実家にあったのもそうです。
色あせすぎて、ほぼ白っぽくなっていました。
元の写真はすでに無く、写真屋さんに持っていきましたが修正が困難な状態でした。
月日はある意味残念な状態になってしまうことがありますね。
今回処分することにし、新たに替わりになる写真を探すことに。
すると夫が、当時の私たちの結婚式の親族との総合写真があることを思い出しました。
遺影ではありませんが、思い出写真として飾るのもいいなと。
2Lサイズに写真からおこしてもらって、フォトスタンドに入れて御仏壇に置いてます。
処分するのは心苦しいものがありますが、その家に合わせて飾るのは一案だと思います。
無事、実家の御仏壇を迎えることが出来ました
色々と断捨離してきた仏間のある和室。
しっかりキレイに片付きました!
月末に実家の御仏壇が、引越し業者のおかげで丁寧に包まれて我が家に運ばれ、仏間に入れることができ、やっと一安心。
感慨深い気持ちでいっぱいになりましたね。
夫は姑との約束が果たせて、ホッとしたようです。
まとめ|実家の御仏壇を迎えることで、部屋の中もついでに断捨離する
片付けるって、何かキッカケが無いとなかなかやらないことが多いものです。
部屋の中をキレイするのも、共働きだと時間を作らないと出来ないので、今回はグッドタイミングでした!
本当に室内が明るくなって、スッキリした空間になりました。
毎日いつも通り、朝・晩と食事前に仏間で家族みんな手を合わせて感謝の言葉をお伝えています。
今回は、清々しい経験が出来て良かったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。