2023年に宅建試験に合格し、11月には再就職を果たし、建築会社の子会社である賃貸業に従事することになりました。
賃貸業に就くことも仕事することも初めてなので、まだまだ仕事内容の把握が完全ではないですが少しずつ覚えているところです。
資格勉強自体は宅建試験で終わりと考えていた筆者ですが、賃貸業に携わることになってからさらにもう一つ資格を取ることになりました。
それが「賃貸不動産経営管理士」の資格です。
今回はこの資格の勉強をするにあたり、筆者が実施していく勉強のやり方や考え方などをお伝えしていきます。
目次
賃貸不動産経営管理士とは
「賃貸不動産経営管理士」とは、その名の通り主として賃貸不動産関連に付随するも資格です。
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(以下、法律)において、賃貸住宅管理業務を行ううえで設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた国家資格です。賃貸住宅管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家としてその能力を発揮し、賃貸不動産の管理を適切に行うことを通じて、賃貸不動産所有者の資産の有効活用、不動産に居住し利用する賃借人等の安全・安心を確保するといった非常に重要な役割を担っています。
賃貸不動産経営管理士 賃貸不動産経営管理士資格についてより引用
令和3年には民間資格から国家資格化され、試験の難易度もかくだんに上がりましたので、勉強はしっかり行わないと簡単には合格できない傾向になってきています。
「賃貸不動産経営管理士」の資格が出来た背景
賃貸業において、サブリース(転貸)での業者(不動産関連会社)とオーナー(大家さん)とのトラブルが多発し社会問題に発展したため、資格化することで生業に責任を持たせ、業務での関与を明確にすることが目的であると考えられています。
参考資料:賃貸不動産経営管理士の役割と国家資格になった背景(LEC東京リーガルマインド)
サブリース契約でのトラブル防止が国家資格となるきっかけになり、業者側自身きちんとした知識と認識がとても重要であることが読み取れますよね。
宅建士では補えない賃貸不動産で必要な場合がある
賃貸不動産に至っては、宅建士資格があれば重要事項説明など関われる部分はもちろんありますが、「賃貸業」となると、事務所での宅建士資格取得者の人数が決められている「宅建業」のように、 200戸以上管理物件がある業者は賃貸住宅管理業務業登録が義務化になっているため(令和3年6月15日施行)、賃貸不動産経営管理士資格取得者が事務所に1人以上従事することが決められています。
「賃貸業に従事するようになったから」がきっかけ
実は宅建試験の2回目合格リベンジで臨もうと思っていた時、賃貸不動産経営管理士試験もダブル受験をしようと考えていました。
インターネット検索していたら宅建試験内容に割と似通っている箇所があり、並走して勉強していけばダブルで合格できるかも。。。と思っていて、当時宅建試験勉強でお世話になっていた吉野塾の吉野先生にご相談したことがあります。
相談した結果「並走して勉強するのは、あなたにとって無理があるので宅建試験だけに集中しましょう」という回答でした。
当時の私の宅建試験の勉強への追い込み量から考えて吉野先生の回答の通りだと思い、次の年に賃貸不動産経営管理士試験の勉強に集中しようと決めました。
たまたま再就職先が賃貸業だった
そもそも宅建試験受験の次の年に賃貸不動産経営管理士試験を受けようと思っていて、再就職先で賃貸業に就くとは思ってもみないてラッキーな出来事ではあったのです。
賃貸不動産について学びが必要と思った
試験を受けると決めてから試験内容を把握しようと思いつき購入したのがこちらです。
このブログを書いている2024年1月の時点では最新版(2024年版)のテキストなどが出版されていないので、まずはどんな内容の試験なのかを知りたかったというのが正直なところです。
確かに宅建試験内容と似通っている部分がありますけど、賃貸業を経験している方であれば理解しやすく、実務に即している問題だなとも感じています。
きっかけを大事にして合格するための勉強方法を考える
筆者は、「国家資格を取ろう!」と考えたら勉強をスタートするようにしています。
国家試験の受験日は例年通りの開催時期でありゴールは決まっているので、新しいテキストや問題集が出版されるまでは入門書なり旧テキストなどで学習を進めておくことが必要だと思っています。
YouTubeも勉強の一つとして活用していますが、賃貸不動産経営管理士試験は国家資格化されてまだ日が浅いため、宅建試験に比べたら受験対策に関しての動画が割と少ない中で参考している方がいまして、それが棚田先生のYouTubeです。
棚田先生は少々早口ではありますけれど、内容が面白くて分かりやすいので、すごく見入って勉強させていただいています。
面白いから学習内容が把握できることは、受験生であれば誰もが経験していることで、勉強して理解して問題の内容がわかるというこのルーティンが重要なのです。
この試験の受験日は毎年11月の第3日曜日に実施されていますので、その日に向けて勉強する時間を確保しガッツリ過去問を理解して解いていくようにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。