インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
今回は服の断捨離についてお話しします。
家のクローゼットやダンスに1年以上袖を通していない服はありませんか?
あなたの家に眠っている「服」を種別し、整理し、整頓し、断捨離をしていくことをお伝えしていきます。
目次
服の整理整頓は年代と体型と環境で変化する
服の整理整頓は、ただクローゼットなどに片付けたりするだけではありません。
あなたの着ている服のスタイルや生活状況によって、断捨離する行動も変わります。
服のスタイルは、
年代別・・・大きく若年期、中年期、老年期
体型別・・・痩身、筋肉質、下半身太りなど
現況での環境・・・衣服にかける費用の幅
主にこの3項目で形作られていると思います。
その中で、整理整頓や断捨離を効率よく行なうために、あなたの現況に合わせながら考えてみましょう。
性格に合わせて服の購入や収納を考える
筆者は、あれこれ服を購入する方ではなく、ある程度好みが決まっています。
20代〜30代の頃は、ロングのタイトスカートやジーパンが大好きで、好んで身につけていました。
50代はパンツスタイルで、ポロシャツを着ることが多くなってきました。
おおざっぱな整理でも片付けているように見える工夫
当時から面倒くさがり屋なものですから、ハンガーに吊り下げて収納していましたね。
今でもやり方は変わりません(笑笑)
そういうやり方でも、パッと見た目では片付けているように見えるのです。
ハンガーにかけているだけで、しかもハンガーから外さなくていいズボラさが、整理整頓として受け入れられるんですもの。
自分のマイナスであろう性格を変えることなく、気が楽になるって嬉しいことですよね。
50代に入ってから、ますます「楽に」「簡単に」出来る方法が服の整理が気軽でやりやすくなりました。
着やすく、かけやすく、やりやすく
きっちり収納は性に合わない今日この頃です。
着れなくなった服の考え方
着れなくなった服は、処分しています。
ノーブランドの服は廃棄します。
結構着回ししているのもあり、新しい服を購入するのもあって処分しています。
今はGUなど安くて品質が高いものが多く、手頃な価格で購入出来るので、体型を考えながら気軽にオシャレを楽しめる時代になったような気がします。
でも服の経年劣化以外でなるべく服の断捨離をしなくて済むように、体型維持には努めることに注視しています。
筆者の場合、体型が変われば(いわゆる太れば)服を新調せざるを得なくなるので、お金がもったいないって思うんです。
だから健康維持での食事内容の見直しや体型維持には、しっかり守っていきたいものです。
服の整理整頓は親と家庭環境で変わる
あなたの親の性格や性質、また育った環境によって、服の整理整頓に対しての考え方が人それぞれ違います。
それだけ人は、誰に教わるか(真似していくか) どんな環境で育つのかによって整理整頓や断捨離の意識に影響を受けるのです。
それでは筆者の経験値を中心に、服に対しての断捨離の考え方を紐解いていきます。
親が考える服への思考法
筆者は4人の子どもの親として どの子にも特に幼少期の服の購入について悩んだことがあります。
服は当然必要なのですが、すぐ成長して体が大きくなるため、そのサイズの服を長く着続けることは難しいです。
そこで考えたことは、身内や友人などに声をかけて服を譲ってもらうことでした。
もちろん購入する服もありますが、「お下がり」は結構貴重な譲りものなのです。
子ども服についての思考法
筆者の4人の子どもたちは、幼少期の頃、夫の親戚から「お下がり」をいただいて着せたりしていました。
当時コムサ・デ・モードやミキハウス、GUCCIなどの子ども服を「お下がり」でいただく機会に恵まれ、重宝しました。
有名ブランドなだけあって生地が丈夫で縫製がしっかりしており、ジャンバーや下着、男女問わない服は末っ子まで着ることが出来ました。(その間約12年くらい保ちました)
夫が親戚に「着ない子ども服があったらくださいね〜」と声をかけていたら、色々としかもたくさんブランド服をいただいた・
・・という嬉しいいきさつがあります。
一から購入するのも当然ありますが、親戚や知人に譲ってもらうのも一案ですし、フリーマーケットで安く購入するのも有りです。
子どもって成長が早いので、わりとすぐ着れなくなります。
さまざまなルートで服を購入したり譲っていくのも良いかと思います。
ちなみにこの有名ブランドの「お下がり」
筆者の知人に譲りました❗️
4人の子どもたちが着まわりして12年くらい経っていましたが、あまりヨレヨレ感がなく、まだ現役で着れそうな感じだったので、経年的なのを納得した知人がもらってくれました。
後日談ですが、知人の子どもが成長した数年後、他の方に譲ったそうです。
もうその頃は、筆者が夫の親戚から譲ってもらってから数えると既に20年は過ぎていたので、素晴らしい服をいただけたご縁に感謝感謝です。
成長した子どもたちは今、好きなスタイルの服を購入して3年サイクルで買い替えています。
筆者や夫の服の思考法
買ったら長く着るようにしています。
5年に1回買い替える間隔でしょうか。
すぐ捨てるから安く買う、ということはしません。
あまり流行を気にせず、着たいスタイルの服を購入して着ています。
余談ですが先日、夫は社会人で就職し初任給で購入した革ジャンを、劣化が激しくなったため捨てることにしました。
なんと30年。
革用クリームを毎年塗っては丁寧に着ていましたが、とうとうダメになってしまったようです。
とても残念そうでした。。。
でも何かの記念に買うと、愛着があってメンテナンスしながは長く着ることができるのもしれませんね。
溜める親の思考法
筆者も「親」ですが、自分自身の親について考えさせらることはとても多く悩みが尽きません。
立場は同じ「親」なのに、こうも考え方が違うのか。。。と落胆することも多いのです。
筆者にとっては大きく高いハードルである相手ですが、そういう現況であることを一旦受け入れて、冷静になることが大切であると思う今日この頃です。
親の性格で子どもが困ることが多々ある
筆者の親は、とにかく物を溜めます。
服も同じくです。
昨年亡くなった養父は、「捨てられない」性格。
さらに服を買うので、家の8畳の部屋は服だらけ。
実母は片付けられない性格で、これまたものが溜まる。
今は杖が必要でデイケアサービスを受けなければならないほど足が弱ったので、物がさほど増えない代わりに亡養父の遺品整理すらままならず今に至ります。
片付けようとすると激昂するため、娘の筆者は静観しています。
そのくせお金の執着が異常に強いため、ある意味お手上げ状態なんですよね。
終活して欲しいけど、する気がない親は子の側からすると困ることがたくさんあります。
筆者は捨て魔なので、溜まっていたりするのが嫌な性格。
母とは真逆です。
溜まる親を持つ子は、親との整理整頓での全面戦争なんです。
ある意味親がなんらかの大きなきっかけが出てこない限り、溜める性格は変わらないので、変わるチャンスが来るのを心待ちにしているのが現状です。
こういう親でも、学ぶところがたくさんあります。
溜める親だから、筆者は整理整頓について向き合うことが出来ています。
「私はあなた(=筆者の親)のようにはならない!!」と心に誓うことで、服の選別に冷静になれるのかもしれませんね。
育つ家庭環境が服の断捨離に影響する
誰しもが誰かに育てられ、誰かの元で暮らし、そして生きています。
その中で、家庭環境は人生において少なからずとも影響を受けています。
人生で必ず関わりが多いのは、「親」と「子」の人間関係。
この人間関係によって、あなたの生活を左右されかねないくらい、整理整頓の世界の中の親子の関係は深いつながりがあるのです。
家庭環境と服の整理との関係
家庭環境は、人生において影響を与えます。
服に関して言えば、親との関わり方で、
◉大事にする人
◉整理整頓が得意な人
◉どんどん捨てる人
◉捨てられない人
◉片付けられない人
◉飽きるのが早い人
、、、など、色々な方々がいます。
親が整理整頓が得意な人だから子どもも得意
または
親は片付けられないが子どもは整理好き
または
親は整理好きだが子どもは片付けられない
、、、など、さまざまな家庭環境があります。
いわゆる
①親の背中を見て子は育つタイプ
②「親のやる通りにはならない」反面教師タイプ
のどちらかではないか、と筆者は思います。
インテリアや整理収納のご相談者様は、たいてい上記の2つのどちらかのタイプだからです。
①は、親のふだんの姿や性格や生活を見て育っているので「カエルの子はカエル」なのですが、②は育つ過程途中で、なんらかのきっかけがあって反面教師になっているのです。
筆者は②になります。
片付けられない溜める親ですが、筆者は捨てることを念頭に置く断捨離推進派です。
これはきっかけがあって。。。
筆者の家庭環境では、ネグレクトの母が母方の祖父母の家に預けられ、その家に育つようになりますが、祖母が片付けられない・捨てなられない人で、色々な場所に物も服も溜まり放題でした。
友人宅や親戚の家に遊びに行くと、とてもキレイにしてあり整っていて、トイレでも居間でも心地よかったです。
これを見た後帰宅して祖母の部屋を見ると、とても汚く感じたのです。
それからは自分の部屋だけはキレイにしておこうと思い、整理整頓を心がけるようにしました。
家庭環境は、人生を形成していく重要な場です。
整理整頓についての経験を少しずつ行なうきっかけづくりをしていくと良いかもしれませんね。
服の終活を考える
筆者は50代に入ってから、人生においてどんなものでもどんな場面でも、「必要なものとは何か」を考えるようになりました。
この記事では「服」の整理整頓や断捨離についてを終活の観点から話を取り上げています。
終活は、残されるであろう家族に、自分の生活をなるべく優先できるようにする大切な行動です。
今から出来るやり方を挙げていますので、ご参考になれば嬉しい
あなたの服は必要か不要かを考える
どんな人でも人生において、常に「必要か」「不要か」の選択をしています。
服の整理もそうです。
自分だけの問題ではなく、自分に関わる人たちにも影響がありますので、「服にとっての自分の存在とは何か」を考えながら読み進めてみてください。
服の選別
あなたが服に対しての愛着度にもよりますが、
よく着る服
あまり着ない服
ここ1年は着ない服
など、何パターンかに分かれます。
筆者は、【着る頻度】で断捨離をするかどうかを判断しています。
もう1年以上、もしくは3年以上は確実に着ていなければ、処分対象にしています。
数万円以上かけて購入したものでも不要とみなします。
その時は必要で役目を充分果たしているからです。
時期の見極めは大事ですね。
ストックしておく服
実は常時持っておかなければならない服があります。
それは、
葬祭用のスーツ、いわゆる喪服です。
人の死は日にちを選べませんし、急に必要になる大事な服です。
喪服は、日常で「体型のサイズが変わったかな?」と思ったら、今持っている服が自分のサイズに合うかどうか確認しておくことをオススメします。
ちなみに。。。
サイズが合わなくて、急いで買いに行った、、、という知人がいます汗
いざという時に慌てなくて済むように準備しておきましょう。
余談ですが
筆者は、といいますと、結婚してすぐ購入した冠婚葬祭用のワンピースがあります。
購入して28年目に入りましたが、ギリギリ(❗️)大丈夫です。
(そろそろヤバいかも汗)
着こなし数を限定する
服の管理は「数」を決めた方がやりやすいです。
そしてあなたにとってやりやすい方法が一番継続しやすいです。
筆者は面倒くさがり屋なもんですから、あれこれ決め事が多いと継続できないことがわかっています。
だからシンプルにさっくりと出来るやり方にしています。
目的別で服の数を決める
職業柄や仕事でたくさん服が必要な方は別ですが、歳を重ねていくごとに着る数も限った方がいいのでは、と思っています。
外出(人に会う)用
外出(買い物でお出かけ)用
普段着用
または、夫婦でデート用 など
あなたの生活ニーズに合わせて着用数を決めます。
すると、数の把握がしやすく、着る服に迷いがありません。
制服のような感覚にはなりますが、服の整理には楽になります。
いつでも家族が整理しやすいようにしておく
これは実際整理収納でご相談があった事案です。
終活を考える上で、服はどのくらいの数に抑えたらいいか悩むと言われました。
その方は衣装持ちで、オシャレ着だけでも枚数にしたらゆうに50着を超え、ご本人の部屋の中を圧迫していました。
そこで筆者は質問してみました。
「その服の持ち主が亡くなり、あなたが整理しなければならない立場になったら、あなたはどう思いますか?」
するとご相談者様の答えはこうでした。
「大変な作業になりますね。。。
人のを整理するのは疲れますよね」
自分は服が好きだからたくさん衣装があっても楽しいのですが、いざ自分がこの世からいなくなり家族が整理することになれば、苦痛を強いられてしまうかもしれないのです。
自分が残された家族側になったという立場で、服の数を決めて、決めた数を超えないようにすることが大切です。
買い替える間隔または年数を決めておくと良いですね。
すると買い替える楽しみがありますので、服の愛着も湧いてくるのではないでしょうか。
若く着こなす、老いを感じない生き方
筆者もひしひしと感じますが、歳を重ねれば老いは確実に近づきます。
避けることが出来ません。
でも服装を若々しくするのは、老いを受け入れ、人生の後半を楽しく有意義に過ごすメリットがあります。
筆者は、50歳に入ってから人生が楽しくなった初老の一人です。
確かに人生は後半だけど、チャレンジ精神は旺盛です。
赤色やオレンジ色を取り入れて、明るい服装になるよう着こなしを考えています。
実際20代の娘たち、10代の息子たちの服装をモデルに研究中^_^
老いを感じさせない生き方をしていきたいものですね。
●暮らしの断捨離についてテーマごとにお伝えしていますのでこちらをご覧くださいね。