インテリアコーディネーターの資格を活かして、インテリアコーデだけでなく、発達障害・身体障害を持つ次男の育児経験による、お片づけ苦手を活かした整理術カウンセリングを行なっています。
また風水インテリアのルーティン化するアドバイスもお伝えしています。
整理整頓を親が子に伝える時、「片づけなさい」「キレイにしなさい」と口ぐせのように言っていませんか?
お片付けが出来る親や子どもであればともかく、整理整頓することや片づけをする意識があっても、行なう習慣がなかったりはなから避ける親や子どもがいます。
特に発達障害のある方(グレーゾーンも含む)は、苦手意識がとても強いです。
そういう場合はどうするか。
この記事では、発達障害のある方(グレーゾーンも含む)が、整理整頓を自分から始められるように出来るカンタンなポイントをお伝えします。
発達障害のある方(グレーゾーンも含む)も、もともと整理整頓・片づけが苦手な方でも行ないやすいやり方を伝授しますので、即興で実生活に活かしたい方は必見です。
発達障害のお子さんの整理・お片づけについては、下記の記事で紹介しています。
目次
発達障害のお子さんは「苦手」がいっぱい
発達障害を持つ次男の育児で分かったこと
それは、、、
【苦手なこと】が多い!!
なかなか一筋縄ではいかないのが現状。
そこで、次男の場合の問題点を出してみようと思います。
好き嫌いがハッキリしている
次男は勉強でも人間関係でも何でも、「好き」と「嫌い」がハッキリしています。
勉強面がわかりやすいのですが、テストで好きな科目と嫌いな科目の間にはすごい点数の開きがあります。
補習までして勉強していても、覚える力の吸収力がまるで違うんですよね。
得意と不得意の差がありすぎるんです。
しかも二極化じゃないかと思うくらい、極端すぎるんです。
【苦手なこと】は、発達障害のお子さんだけに限らず、どんなお子さんにも共通しているし、親である私でもさらに共通している部分だと思います。
だけど、【苦手なこと】をやらない選択ができるほど、世の中は甘くはないんですよね。。。。。。
整理整頓ができず、片づけは徹底無視するくらい「絶対にやらない」
苦手なことを【徹底的に】やらない次男を見て腹立つ私。
特にお片付けとかは、苦手だからといって放っておいたら、社会に出て自分で生活していくようになる時、いずれはゴミ屋敷の部屋の仲間入り。
これは困るなぁぁぁ・・・・・・
苦手なことはわかるけど。。。
どうやったらやれるようになるんだろう。。。深刻な悩みではありました。
苦手を好きになるのは、本人にとってやる気になるだけの大きなキッカケが必要です。
キッカケさえあれば、苦手が得意にだってなれるんです。
そういう方は、世の中たくさんいらっしゃいますよね❗️
そうは言っても、ウチの次男はどうやればいいのか、、、
次男は「やらない」と決めたらやらないのが鉄則・・・なぐらいやりません。
これは親の責任でもあるのですが、本当に「やらない」気は芯が通っています(泣)
それでも少しでもやってほしい願いがある私は、いかにして次男に整理することの意識を植え付けさせるかを思案しました。
例えば勉強嫌いの子どもでも、逃げるわけには行かず進学や就職に向けてなんとか工夫して勉強する姿勢を作ろうとしますよね。
それと一緒なんです。
私は考えました。
考えろ・・・考えろ・・・(→日本テレビ番組「THE突破ファイル」より)
苦手だったら苦手のままで活かす整理術を考えてみる
ある日、ふと考えが浮かびました!
苦手なら苦手のままで苦手をつらぬいてもらおうじゃないか と。
無理して【苦手なこと】をやらなくてもいいじゃんね。
と考え直したんです。
フツーは「ん?!」と思うでしょ?
だって、苦手を得意にするなら「キッカケ」があれば出来るとさっき言いましたよね。
でもねー、、、ウチの次男には、私自身「キッカケ」が見つからない💦
ていうか、まったく方法が思いつかない!
でも、この現状をなんとかしたい❗️
すると、ある日考えがスルスルスルッと思い浮かんだのです。
苦手なら苦手をつらぬいてもらおうじゃないか と考えた
苦手のままで現状を無理に変えず、整理整頓の導線と掛け合わせれば、結果として片づけができている状態になるのではないかと。
部屋はこざっぱりをキープできるし、「片づけ」に対して次男が重荷に感じなくて済む
そう私は考えました。
苦手を好きに変えていくには、かなりのエネルギーと時間が要ります。
スルスル問題が解決するほど、やはりカンタンにはいかないのです。
特に発達障害の子どもは、「イヤだ」とロックオン されたら、「イヤだ」をくつがえすのは難しく、次男の場合も明らかに反抗的な態度を取ることがわかっていたからです。
それに私はふだんフルタイムの仕事をしており、じっくり取り組めるほどの時間もありません。
こうして私の事情と次男の性質と考え方を総合して出た答えは、「苦手を活かそう」ということに至りました。
誰でも出来るカンタンなやり方とは
私がひねくり出して考えたことがこうです。
↓
例えば服の整理で、次男はたたむのがキライでして。
じゃあ たたまなくていいから ハンガーに服をかけて、ハンガーラックに整理する
さすがにこのちょこっとの行動の努力はしてもらいます。
こんな感じで、苦手でも整理していく日々の次男に課せられていく意識が変わっていきました。
誰でも出来るカンタンなやり方とは
発達障害の次男の苦手なお片づけのことをお話ししましたよね。
苦手なことをやるんですもの。。。
「ほんの少しだけ」の努力だけで出来て、やり方がカンタンであること。
これ、鉄則ですね。
そしてムリなくやること
これがまた大事^_^
ムリを強いることはしないことがゼッタイです。
ムリしてやると、もう義務でしかありません。
ルーティン化するのは難しくなります。
自然に、本人の行動パターンの延長線上でやれば、超カンタン整理術が成り立ちます。
それの一つとしてハンガーラックの活用があります。
服をたたまなくてすむんだったら、たたまずハンガーのままかけておく方が楽チンだし、見た目整頓された感はありますよね。
ランドリーボックス・三段ボックスの利用が便利!
●物を入れるだけでOK
●重ねて入れてもOK
一見乱雑な感じがするけど、適材適所のボックスや棚があれば、整理整頓できちゃうんです^_^
ランドリーボックスは、結構重宝します。
目的別にラベルを貼り(見えればどんな表示でもOK)、ぽんぽんとボックスに入れるだけで片づきます。
ランドリーボックスやハンガーラックがあれば、タンスは不要です。
そしてランドリーボックスも三段ボックスもハンガーラックも量に限度があります。
詰め込みすぎず、適度な量以上は買い足さないことも重要になります。
とりあえずは、苦手をプラスにしていく考え方をしていきましょう。
整理整頓は、キレイにしていくことが目的ではなく、物を適材適所に置き、必要な分だけ増やし、不要な物を極力少なくすることが最終着地になります。
「お片づけをする」意識を持たなくても、自分の決まった行動パターンで、結果片付けてる感じだと子どもも「お片づけしなさい」とママから小言を言われなくて済みますよ(≧∀≦)